氷溜まりポンド Part八弐漆

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2019/01/13(日) 04:18:42.48
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エンタム(ENTUM)に所属するバーチャルYouTuberに関するアンチスレです
─────────────────────────────────
・スレを立てるときは先頭に「!extend:none:none:1000:512」を三行いれよう
・sage進行推奨。E-mail欄(メール欄/メ欄)に半角小文字で「sage」と記入。
・実況は禁止です。実況は実況板へ。
・次スレは>>900以降に立てられる奴が宣言してから立てること。(踏み逃げ/重複防止)
─────────────────────────────────

■YouTube/Twitter

月夜ソラ
https://twitter.com/Sora_Tsukiyo
https://www.you tube.com/channel/UCPwSREC85pZ3_ZW1MbEWf9Q

皆守ひいろ
https://twitter.com/HeroMinamori
https://www.you tube.com/channel/UCuGMkxJA_icuiF01u8f3Y2Q

花野蜜
https://twitter.com/MitsuHanano
https://www.you tube.com/channel/UCuwpvDAYMV0nV98DQk-W9mQ

エンタム(ENTUM)運営Twitter
https://twitter.com/entum_info
※配信予定は各自のツイッターから確認してください

※前スレ
【disc】MIX八弐陸曲目【jockey】
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1547318311/
VIPQ2_EXTDAT: none:none:1000:512:----: EXT was configured 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)

https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
2019/01/13(日) 12:22:31.36
>>660
登録者が10万の奴が転生してもVtuberとしてランキングにも乗ってるからあり得ないがヒカキンみたいなのが転生したらそれ以上だな
2019/01/13(日) 12:22:37.78
P丸様ってキャスもやってたと思うが喋りダメなんだな
2019/01/13(日) 12:22:51.65
ヤハハハハハ
2019/01/13(日) 12:22:58.52
>>661
タムスレはにじアンとかホロアンみたいにギスギスしてないし、ドルアンみたいにクソみたいな雑談しないしいいところだとは思うわ
でももうちょっと叩きはマイルドにして欲しい
2019/01/13(日) 12:23:05.89
らはははは
2019/01/13(日) 12:23:06.62
まだ未知数だけどピンキーは生でも喋れそうな感じする
2019/01/13(日) 12:23:12.24
>>672
元々かいんじゅみたいな方向の配信者だし
2019/01/13(日) 12:23:15.93
ゲーム部の勢いが凄すぎてビックリしてる。
近いうちに月ノ抜きそう。
2019/01/13(日) 12:23:25.58
4700人は3600人より少ない
2019/01/13(日) 12:23:26.38
>>670
動画でも地雷を踏んだ月のこれからの扱いが気になる
PPHに移行するのかも知れないけど
2019/01/13(日) 12:23:40.84
>>674
叩きは大分手加減されてね?
2019/01/13(日) 12:23:48.24
シャンクス:アカリ
ビックマム:シロ
カイドウ:月
先の時代の敗北者:ピリッとさん
2019/01/13(日) 12:23:54.66
>>677
声真似か…
684名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 12:23:57.72
前に言われてたけどタムって色んな箱の奴らが情報交換ついでに世間話してるとこだって
2019/01/13(日) 12:23:58.64
>>659
たった数ヶ月維持するのすら難しいんだから大変な業界だよ
栄枯盛衰が早すぎる
2019/01/13(日) 12:24:01.41
>>674
そんなあなたにアオアンスレ
2019/01/13(日) 12:24:14.77
>>674
アカリが調子良いときはマイルドになるぞ
悪いときは鬱憤ばらしに徹底的に叩く、ドル部棒で
2019/01/13(日) 12:24:17.74
>>681
たまにキツくね?
キズナ氏叩きももうちょっとマイルドにして欲しい
2019/01/13(日) 12:24:21.23
>>679
4700人は、3600人より少ない
2019/01/13(日) 12:24:29.80
>>674
それは人種のサラダボウルの弊害だな
J出身者もある程度混ざってしまうからどうにもならない
2019/01/13(日) 12:24:36.01
>>678
にじスレは荒れるだろうな
2019/01/13(日) 12:24:45.98
月は動画だと編集でテンポもよく出来るけど生だとほんと駄目なんだよなぁ…
2019/01/13(日) 12:24:54.13
>>688
ピリナーはくせぇから出て行け!
2019/01/13(日) 12:25:06.64
>>684
冒険者の酒場だからな
2019/01/13(日) 12:25:27.07
>>688
あいつはやらかしすぎ
2019/01/13(日) 12:25:27.14
登録者で月ノを抜かすのはこの大広告時代いくらでも現れるだろ
問題は同接
2019/01/13(日) 12:25:31.29
P丸もデビューのころはエンジョイ勢だったはずなのにいつの間にか企業やらなんやら出て来てアレって思ってる気がするわ
インタビューとかで界隈を盛り上げたいって言ってたし
2019/01/13(日) 12:25:46.46
>>688
upd8叩きは許されたな
2019/01/13(日) 12:26:01.57
>>688
叩いてるのは本質的にはupd8だからキズナさんが御本尊から降りてくれば叩かれないんじゃね
2019/01/13(日) 12:26:07.04
キズナアイもupd8も界隈の色んなところからヘイト買いすぎてもう無理やろ
701名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 12:26:09.93
>>688
あれはupd8の糞ムーブも合わせて叩かれてるから
2019/01/13(日) 12:26:32.02
月箱とドル部が関係強化で行くならトップ同士の絡みも増えるだろけど
そこでアカリとエンタムが置いて行かれないかが心配
2019/01/13(日) 12:26:37.75
P丸はもうソニーやらのしがらみに疲れてうんざりしてるんだと思う
2019/01/13(日) 12:27:02.23
登録は銅貨一枚
視聴は銀貨一枚
情報は金貨一枚
2019/01/13(日) 12:27:24.10
月ノはまだいいけどこの勢いでゲーム部がシロ抜いたらマジで荒れそう
2019/01/13(日) 12:27:31.25
ゲーム部は一番金かかってるだろうからな
グリーマネーのおかげだけど今の勢いでも赤字なんじゃね?
2019/01/13(日) 12:27:37.93
>>702
後輩同士で絡み始めたら後輩のいないタムの付け入る隙はなくなるかなと
2019/01/13(日) 12:27:44.03
シロアカリ月同盟でupd8を潰すのか
2019/01/13(日) 12:27:50.48
ゲーム部といえば何気に総再生数もシロに迫ってるんだよな、シロ抜かれる頃にはアカ月も完全に射程圏内だしいよいよ四天王が完全終了しそう
2019/01/13(日) 12:27:55.34
>>699
最近の言動でキズナ氏本体の性格も大分嫌われてないか?
スポ限あたりの発言はアプデの意思入ってるかもしれないけど
2019/01/13(日) 12:28:08.19
>>703
月運営しがらみ嫌ってたのになんでソニーに所属したのか謎だわ
2019/01/13(日) 12:28:37.20
ドル部の同接平均があがってるのが1番怖くね?
ドルのせいでどこも言い訳できねーんだよ
2019/01/13(日) 12:28:43.63
>>711
ソースはないけど初めからソニーの回し者だったって言ってるやつがいたな
714名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 12:28:46.82
まぁ月箱って月自体の負担を減らす役割もあるんだろうし、今後は少しは良くなるんじゃね?
2019/01/13(日) 12:28:49.23
月の路線変更も他の会社が軍備増強しだしてビビったからだろ
つまりupd8が悪い
2019/01/13(日) 12:28:50.02
ゲーム部って広告出してたんだっけ?
2019/01/13(日) 12:28:52.69
>>711
流石にビッグネームすぎて飛びついちゃったんだろうなあ
2019/01/13(日) 12:28:53.73
>>710
意向が入ってないわけない
むしろ10割傀儡の可能性すらあるわ
2019/01/13(日) 12:29:27.90
>>707
なんとかしてドル部2期をシロアカの共同後輩にできねえかな
2019/01/13(日) 12:29:32.80
>>702
昨晩のDJイベントが大成功してたみたいだからまだ大丈夫
2019/01/13(日) 12:29:38.45
>>712
閉じコンなんだけど少ない新規もその閉じコンに取り入れてるよね
2019/01/13(日) 12:29:53.66
企業の話になってるのにホロライブの話題一切ないの草
2019/01/13(日) 12:29:54.29
>>711
そらもう金しか考えられんよ
2019/01/13(日) 12:30:01.02
>>712
ドル部だけは同接と登録者が比例して上がってるから
本当に追ってる人のみが登録してるんだと思う
2019/01/13(日) 12:30:10.68
ドルアンは最近スパチャが全然入ってないことで騒いでたな
2019/01/13(日) 12:30:15.09
ハニストもそこそこ数字は出てるんやけどなぁ
2019/01/13(日) 12:30:15.35
まあ四天王って象徴みたいなもんだろ?
イキコンが猫宮とか月ノに抜かされても四天王は四天王だとみんな思ってるだろ
2019/01/13(日) 12:30:19.46
>>705
あんなマンパワーの塊は対抗出来んわ
田中が数日毎にMV出してくるようなもんだぞ
2019/01/13(日) 12:30:37.24
>>715
どこからでもupd8が悪いに繋げられそう
2019/01/13(日) 12:30:52.17
>>716
出してないはず
2019/01/13(日) 12:30:58.94
>>726
言うほどそこそこか?
https://i.imgur.com/Os175MS.png
732名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 12:31:02.10
>>712
でも、YouTuberとかってあんなもんじゃないの?
2019/01/13(日) 12:31:03.46
>>705
流石に黎明期補正で稼いだ牌の数が違い過ぎるからどうだろうな、猫宮も散々シロ抜く言われてたし
2019/01/13(日) 12:31:20.94
つべのキッズをどんどん取り込んでいくならゲーム部は金盾行けそう
2019/01/13(日) 12:31:35.83
>>705
ゲーム部はみりあがいるからそこまででもないんじゃね
シロのアンチは必死に煽るだろうが
2019/01/13(日) 12:32:08.26
>>712
ドル部筆頭は既存のファンが布教してるから
TCGショップで一日周りの会話聞くと必ず布教してるやついるぞ
2019/01/13(日) 12:32:09.34
月って最初の頃は一つ動画出すだけでも苦心してたから最初からソニーが関わってたとかはどうなんだろうな
2019/01/13(日) 12:32:11.94
>>731
コラボもあったけど4000ならつよくね?
2019/01/13(日) 12:32:21.52
>>731
ゲーマーズって亡霊なのにいつまで括るんだ
2019/01/13(日) 12:32:27.98
キズナアイ:ガンダム
ミライアカリ:Ζガンダム
輝夜月:エヴァ
シロ:ボトムズ
2019/01/13(日) 12:32:33.61
コラボやらイベントやらで実態のない登録者積み上げるこの界隈が異様なんだよな…
2019/01/13(日) 12:32:55.06
>>718
多少は入るだろうけど元々の意識高い言動考えれば1割はないかな
743名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 12:33:04.27
>>716
ゲーム部自体の広告は見たことないけどTwitterでは崩壊3dの広告に出てるのよく見たわ
2019/01/13(日) 12:33:10.63
>>738
アカリチャレンジのやりすぎて数字が馬鹿になってるタムスレ
2019/01/13(日) 12:33:14.80
ドル部とハニストは同接とか強いけどまだ何かが足りない気がするわ
その点抱えてるファンの総数が多いにじはすごいとは思う
新人が13000人とか集めるのはドル部とかハニストじゃ絶対に無理だろ
2019/01/13(日) 12:33:27.34
>>731
こう見ると.LIVE本当に凄いな
シロ単独で強いわけではなくメンバー平均で強いのがこれまた凄い
2019/01/13(日) 12:33:30.48
>>716
つべ広告は出してるの見たな
ツイッターに報告あるし
2019/01/13(日) 12:33:38.54
>>740
フブキ ガンダム
はあと キャノン
タンク まつり
ブースター クリス
2019/01/13(日) 12:33:47.94
>>738
いや、二番手とも取れる指標があるんだからクッソ強くね?って話
750名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 12:33:48.39
9d4e9
2019/01/13(日) 12:33:52.86
ゲーム部は突然死しても不思議はない
2019/01/13(日) 12:33:57.15
>>719
さすがにそんな都合のいい展開にはならないぞ
使える弾は猫宮ともちひよの2発だけだ
2019/01/13(日) 12:33:57.70
>>719
デビュー後に「先輩としてなんでも頼ってきていいんだよ😚」みたいなダル絡みを繰り返せば
アカリの関係者なのかな?って勘違いしてくれる人が増えるかもしれない
2019/01/13(日) 12:33:58.05
>>722
じゃあ出して、どうぞ
755名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 12:34:04.61
>>709
。すると大層怒って、それならもう構わぬ、勝手にしろと言われて、すっかり支度をしてしまったんですって
、本当に困って了いますの」「馬鹿な!」 と言ったが、「今一度留めて遣んなさい。小説で立とうなんて思
ったッて、とても駄目だ、全く空想だ、空想の極端だ。それに、田中が此方に出て来ていては、貴嬢の監督上
、私が非常に困る。貴嬢の世話も出来んようになるから、厳しく止めて遣んなさい!」 芳子は愈※(二の字
点、1-2-22)困ったという風で、「止めてはやりますけれど、手紙が行違いになるかも知れませんから
」「行違い? それじゃもう来るのか」 時雄は眼を※(「目+爭」、第3水準1-88-85)った。「今
来た手紙に、もう手紙をよこしてくれても行違いになるからと言ってよこしたんですから」「今来た手紙ッて
、さっきの端書の又後に来たのか」 芳子は点頭いた。「困ったね。だから若い空想家は駄目だと言うんだ」
 平和は再び攪乱さるることとなった。 一日置いて今夜の六時に新橋に着くという電報があった。電報を持
って、芳子はまごまごしていた。けれど夜ひとり若い女を出して遣る訳に行かぬので、新橋へ迎えに行くこと
は許さなかった。 翌日は逢って達って諌めてどうしても京都に還らせるようにすると言って、芳子はその恋
人の許を訪うた。その男は停車場前のつるやという旅館に宿っているのである。 時雄が社から帰った時には
、まだとても帰るまいと思った芳子が既にその笑顔を玄関にあらわしていた。聞くと田中は既にこうして出て
来た以上、どうしても京都には帰らぬとのことだ。で、芳子は殆ど喧嘩をするまでに争ったが、矢張断として
可かぬ。先生を頼りにして出京したのではあるが、そう聞けば、なるほど御尤である。監督上都合の悪いとい
うのもよく解りました。けれど今更帰れませぬから、自分で如何ようにしても自活の道を求めて目的地に進む
より他はないとまで言ったそうだ。時雄は不快を感じた。 時雄は一時は勝手にしろと思った。放っておけと
も思った。けれど圏内の一員たるかれにどうして全く風馬牛たることを得ようぞ。芳子はその後二三日訪問し
た形跡もなく、学校の時間には正確に帰って来るが、学校に行くと称して恋人の許に寄りはせぬかと思うと、
2ce18666eb
この何れをも敢てすることの出来ぬのが今の心の状態であった。 細君が、ふと、時雄に耳語した。「あなた
、二階では、これよ」と針で着物を縫う真似をして、小声で、「きっと……上げるんでしょう。紺絣の書生羽
織! 白い木綿の長い紐も買ってありますよ」「本当か?」「え」 と細君は笑った。 時雄は笑うどころで
はなかった。 芳子が今日は先生少し遅くなりますからと顔を赧くして言った。「彼処に行くのか」と問うと
、「いいえ! 一寸友達の処に用があって寄って来ますから」 その夕暮、時雄は思切って、芳子の恋人の下
宿を訪問した。「まことに、先生にはよう申訳がありまえんのやけれど……」長い演説調の雄弁で、形式的の
申訳をした後、田中という中脊の、少し肥えた、色の白い男が祈祷をする時のような眼色をして、さも同情を
求めるように言った。 時雄は熱していた。「然し、君、解ったら、そうしたら好いじゃありませんか、僕は
君等の将来を思って言うのです。芳子は僕の弟子です。僕の責任として、芳子に廃学させるには忍びん。君が
東京にどうしてもいると言うなら、芳子を国に帰すか、この関係を父母に打明けて許可を乞うか、二つの中一
つを選ばんければならん。君は君の愛する女を君の為めに山の中に埋もらせるほどエゴイスチックな人間じゃ
ありますまい。君は宗教に従事することが今度の事件の為めに厭になったと謂うが、それは一種の考えで、君
は忍んで、京都に居りさえすれば、万事円満に、二人の間柄も将来希望があるのですから」「よう解っており
ます……」「けれど出来んですか」「どうも済みませんけど……制服も帽子も売ってしもうたで、今更帰るに
も帰れまえんという次第で……」「それじゃ芳子を国に帰すですか」 かれは黙っている。「国に言って遣り
ましょうか」 矢張黙っていた。「私の東京に参りましたのは、そういうことには寧ろ関係しない積でおます
。別段こちらに居りましても、二人の間にはどうという……」「それは君はそう言うでしょう。けれど、それ
では私は監督は出来ん。恋はいつ惑溺するかも解らん」「私はそないなことは無いつもりですけどナ」「誓い
得るですか」「静かに、勉強して行かれさえすれァナ、そないなことありませんけどナ」「だから困るのです
」 こういう会話――要領を得ない会話を繰返して長く相対した。時雄は将来の希望という点、男子の犠牲と
2019/01/13(日) 12:34:05.00
今日はアカリ〜できそう?
最近常勝でなかなか見れないからつれぇわ
757名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 12:34:21.95
>>806
た訳でもないから、決して汚れた行為などはなく、惑溺するようなことは誓って為ない。文学は難かしい道、
小説を書いて一家を成そうとするのは田中のようなものには出来ぬかも知れねど、同じく将来を進むなら、共
に好む道に携わりたい。どうか暫くこのままにして東京に置いてくれとの頼み。時雄はこの余儀なき頼みをす
げなく却けることは出来なかった。時雄は京都嵯峨に於ける女の行為にその節操を疑ってはいるが、一方には
又その弁解をも信じて、この若い二人の間にはまだそんなことはあるまいと思っていた。自分の青年の経験に
照らしてみても、神聖なる霊の恋は成立っても肉の恋は決してそう容易に実行されるものではない。で、時雄
は惑溺せぬものならば、暫くこのままにしておいて好いと言って、そして縷々として霊の恋愛、肉の恋愛、恋
愛と人生との関係、教育ある新しい女の当に守るべきことなどに就いて、切実にかつ真摯に教訓した。古人が
女子の節操を誡めたのは社会道徳の制裁よりは、寧ろ女子の独立を保護する為であるということ、一度肉を男
子に許せば女子の自由が全く破れるということ、西洋の女子はよくこの間の消息を解しているから、男女交際
をして不都合がないということ、日本の新しい婦人も是非ともそうならなければならぬということなど主なる
教訓の題目であったが、殊に新派の女子ということに就いて痛切に語った。 芳子は低頭いてきいていた。 
時雄は興に乗じて、「そして一体、どうして生活しようというのです?」「少しは準備もして来たんでしょう
、一月位は好いでしょうけれど……」「何か旨い口でもあると好いけれど」と時雄は言った。「実は先生に御
縋り申して、誰も知ってるものがないのに出て参りましたのですから、大層失望しましたのですけれど」「だ
ッて余り突飛だ。一昨日逢ってもそう思ったが、どうもあれでも困るね」 と時雄は笑った。「どうか又御心
配下さるように……この上御心配かけては申訳がありませんけれど」と芳子は縋るようにして顔を赧めた。「
心配せん方が好い、どうかなるよ」 芳子が出て行った後、時雄は急に険しい難かしい顔に成った。「自分に
……自分に、この恋の世話が出来るだろうか」と独りで胸に反問した。「若い鳥は若い鳥でなくては駄目だ。
42054de280
った。路を行けば、美しい今様の細君を連れての睦じい散歩、友を訪えば夫の席に出て流暢に会話を賑かす若
い細君、ましてその身が骨を折って書いた小説を読もうでもなく、夫の苦悶煩悶には全く風馬牛で、子供さえ
満足に育てれば好いという自分の細君に対すると、どうしても孤独を叫ばざるを得なかった。「寂しき人々」
のヨハンネスと共に、家妻というものの無意味を感ぜずにはいられなかった。これが――この孤独が芳子に由
って破られた。ハイカラな新式な美しい女門下生が、先生! 先生! と世にも豪い人のように渇仰して来る
のに胸を動かさずに誰がおられようか。 最初の一月ほどは時雄の家に仮寓していた。華やかな声、艶やかな
姿、今までの孤独な淋しいかれの生活に、何等の対照! 産褥から出たばかりの細君を助けて、靴下を編む、
襟巻を編む、着物を縫う、子供を遊ばせるという生々した態度、時雄は新婚当座に再び帰ったような気がして
、家門近く来るとそそるように胸が動いた。門をあけると、玄関にはその美しい笑顔、色彩に富んだ姿、夜も
今までは子供と共に細君がいぎたなく眠って了って、六畳の室に徒に明らかな洋燈も、却って侘しさを増すの
種であったが、今は如何に夜更けて帰って来ても、洋燈の下には白い手が巧に編物の針を動かして、膝の上に
色ある毛糸の丸い玉! 賑かな笑声が牛込の奥の小柴垣の中に充ちた。 けれど一月ならずして時雄はこの愛
すべき女弟子をその家に置く事の不可能なのを覚った。従順なる家妻は敢てその事に不服をも唱えず、それら
しい様子も見せなかったが、しかもその気色は次第に悪くなった。限りなき笑声の中に限りなき不安の情が充
ち渡った。妻の里方の親戚間などには現に一問題として講究されつつあることを知った。 時雄は種々に煩悶
した後、細君の姉の家――軍人の未亡人で恩給と裁縫とで暮している姉の家に寄寓させて、其処から麹町の某
女塾に通学させることにした。 それから今回の事件まで一年半の年月が経過した。 その間二度芳子は故郷
を省した。短篇小説を五種、長篇小説を一種、その他美文、新体詩を数十篇作った。某女塾では英語は優等の
出来で、時雄の選択で、ツルゲネーフの全集を丸善から買った。初めは、暑中休暇に帰省、二度目は、神経衰
弱で、時々癪のような痙攣を起すので、暫し故山の静かな処に帰って休養する方が好いという医師の勧めに従
2019/01/13(日) 12:34:36.56
>>745
動員数は圧倒的だわ
あとは液状化してるファン層をどれだけ固形化させられるかが課題かあそこは
2019/01/13(日) 12:34:36.87
芳子NGでおけまる
760名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 12:34:38.52
>>687
か、けれど手紙にも解らぬのは恋のまことの消息であった。 一カ月は過ぎた。 ところが、ある日、時雄は
芳子に宛てた一通の端書を受取った。英語で書いてある端書であった。何気なく読むと、一月ほどの生活費は
準備して行く、あとは東京で衣食の職業が見附かるかどうかという意味、京都田中としてあった。時雄は胸を
轟かした。平和は一時にして破れた。 晩餐後、芳子はその事を問われたのである。 芳子は困ったという風
で、「先生、本当に困って了ったんですの。田中が東京に出て来ると云うのですもの、私は二度、三度まで止
めて遣ったんですけれど、何だか、宗教に従事して、虚偽に生活してることが、今度の動機で、すっかり厭に
なって了ったとか何とかで、どうしても東京に出て来るッて言うんですよ」「東京に来て、何をするつもりな
んだ?」「文学を遣りたいと――」「文学? 文学ッて、何だ。小説を書こうと言うのか」「え、そうでしょ
う……」「馬鹿な!」 と時雄は一喝した。「本当に困って了うんですの」「貴嬢はそんなことを勧めたんじ
ゃないか」「いいえ」と烈しく首を振って、「私はそんなこと……私は今の場合困るから、せめて同志社だけ
でも卒業してくれッて、この間初めに申して来た時に達って止めて遣ったんですけれど……もうすっかり独断
でそうして了ったんですッて。今更取かえしがつかぬようになって了ったんですッて」「どうして?」「神戸
の信者で、神戸の教会の為めに、田中に学資を出してくれている神津という人があるのですの。その人に、田
中が宗教は自分には出来ぬから、将来文学で立とうと思う。どうか東京に出してくれと言って遣ったんですの
。すると大層怒って、それならもう構わぬ、勝手にしろと言われて、すっかり支度をしてしまったんですって
、本当に困って了いますの」「馬鹿な!」 と言ったが、「今一度留めて遣んなさい。小説で立とうなんて思
ったッて、とても駄目だ、全く空想だ、空想の極端だ。それに、田中が此方に出て来ていては、貴嬢の監督上
、私が非常に困る。貴嬢の世話も出来んようになるから、厳しく止めて遣んなさい!」 芳子は愈※(二の字
点、1-2-22)困ったという風で、「止めてはやりますけれど、手紙が行違いになるかも知れませんから
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柄としては余りに親密であった。この二人の様子を観察したある第三者の女の一人が妻に向って、「芳子さん
が来てから時雄さんの様子はまるで変りましたよ。二人で話しているところを見ると、魂は二人ともあくがれ
渡っているようで、それは本当に油断がなりませんよ」と言った。他から見れば、無論そう見えたに相違なか
った。けれど二人は果してそう親密であったか、どうか。 若い女のうかれ勝な心、うかれるかと思えばすぐ
沈む。些細なことにも胸を動かし、つまらぬことにも心を痛める。恋でもない、恋でなくも無いというような
やさしい態度、時雄は絶えず思い惑った。道義の力、習俗の力、機会一度至ればこれを破るのは帛を裂くより
も容易だ。唯、容易に来らぬはこれを破るに至る機会である。 この機会がこの一年の間に尠くとも二度近寄
ったと時雄は自分だけで思った。一度は芳子が厚い封書を寄せて、自分の不束なこと、先生の高恩に報ゆるこ
とが出来ぬから自分は故郷に帰って農夫の妻になって田舎に埋れて了おうということを涙交りに書いた時、一
度は或る夜芳子が一人で留守番をしているところへゆくりなく時雄が行って訪問した時、この二度だ。初めの
時は時雄はその手紙の意味を明かに了解した。その返事をいかに書くべきかに就いて一夜眠らずに懊悩した。
穏かに眠れる妻の顔、それを幾度か窺って自己の良心のいかに麻痺せるかを自ら責めた。そしてあくる朝贈っ
た手紙は、厳乎たる師としての態度であった。二度目はそれから二月ほど経った春の夜、ゆくりなく時雄が訪
問すると、芳子は白粉をつけて、美しい顔をして、火鉢の前にぽつねんとしていた。「どうしたの」と訊くと
、「お留守番ですの」「姉は何処へ行った?」「四谷へ買物に」 と言って、じっと時雄の顔を見る。いかに
も艶かしい。時雄はこの力ある一瞥に意気地なく胸を躍らした。二語三語、普通のことを語り合ったが、その
平凡なる物語が更に平凡でないことを互に思い知ったらしかった。この時、今十五分も一緒に話し合ったなら
ば、どうなったであろうか。女の表情の眼は輝き、言葉は艶めき、態度がいかにも尋常でなかった。「今夜は
大変綺麗にしてますね?」 男は態と軽く出た。「え、先程、湯に入りましたのよ」「大変に白粉が白いから
」「あらまア先生!」と言って、笑って体を斜に嬌態を呈した。 時雄はすぐ帰った。まア好いでしょうと芳
2019/01/13(日) 12:34:38.98
ゲーム部は動画面白いしそれぞれのキャラが立ってるし投稿頻度も高いと伸びない要素がないからしゃーない
2019/01/13(日) 12:34:49.03
お、湧いたか
763名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 12:34:54.83
>>982
為めに平凡なる生活の花でもあり又糧でもあった。芳子の美しい力に由って、荒野の如き胸に花咲き、錆び果
てた鐘は再び鳴ろうとした。芳子の為めに、復活の活気は新しく鼓吹された。であるのに再び寂寞荒涼たる以
前の平凡なる生活にかえらなければならぬとは……。不平よりも、嫉妬よりも、熱い熱い涙がかれの頬を伝っ
た。 かれは真面目に芳子の恋とその一生とを考えた。二人同棲して後の倦怠、疲労、冷酷を自己の経験に照
らしてみた。そして一たび男子に身を任せて後の女子の境遇の憐むべきを思い遣った。自然の最奥に秘める暗
黒なる力に対する厭世の情は今彼の胸を簇々として襲った。 真面目なる解決を施さなければならぬという気
になった。今までの自分の行為の甚だ不自然で不真面目であるのに思いついた。時雄はその夜、備中の山中に
ある芳子の父母に寄する手紙を熱心に書いた。芳子の手紙をその中に巻込んで、二人の近況を詳しく記し、最
後に、父たる貴下と師たる小生と当事者たる二人と相対して、此の問題を真面目に議すべき時節到来せりと存
候、貴下は父としての主張あるべく、芳子は芳子としての自由あるべく、小生また師としての意見有之候、御
多忙の際には有之候えども、是非々々御出京下され度、幾重にも希望仕候。 と書いて筆を結んだ。封筒に収
めて備中国新見町横山兵蔵様と書いて、傍に置いて、じ
小石川の切支丹坂から極楽水に出る道のだらだら坂を下りようとして渠は考えた。「これで自分と彼女との関
係は一段落を告げた。三十六にもなって、子供も三人あって、あんなことを考えたかと思うと、馬鹿々々しく
なる。けれど……けれど……本当にこれが事実だろうか。あれだけの愛情を自身に注いだのは単に愛情として
のみで、恋ではなかったろうか」 数多い感情ずくめの手紙――二人の関係はどうしても尋常ではなかった。
妻があり、子があり、世間があり、師弟の関係があればこそ敢て烈しい恋に落ちなかったが、語り合う胸の轟
、相見る眼の光、その底には確かに凄じい暴風が潜んでいたのである。機会に遭遇しさえすれば、その底の底
の暴風は忽ち勢を得て、妻子も世間も道徳も師弟の関係も一挙にして破れて了うであろうと思われた。少くと
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観するだけの余裕を有っていた。年若い女の心理は容易に判断し得られるものではない、かの温い嬉しい愛情
は、単に女性特有の自然の発展で、美しく見えた眼の表情も、やさしく感じられた態度も都て無意識で、無意
味で、自然の花が見る人に一種の慰藉を与えたようなものかも知れない。一歩を譲って女は自分を愛して恋し
ていたとしても、自分は師、かの女は門弟、自分は妻あり子ある身、かの女は妙齢の美しい花、そこに互に意
識の加わるのを如何ともすることは出来まい。いや、更に一歩を進めて、あの熱烈なる一封の手紙、陰に陽に
その胸の悶を訴えて、丁度自然の力がこの身を圧迫するかのように、最後の情を伝えて来た時、その謎をこの
身が解いて遣らなかった。女性のつつましやかな性として、その上に猶露わに迫って来ることがどうして出来
よう。そういう心理からかの女は失望して、今回のような事を起したのかも知れぬ。「とにかく時機は過ぎ去
った。かの女は既に他人の所有だ!」 歩きながら渠はこう絶叫して頭髪をむしった。 縞セルの背広に、麦
稈帽、藤蔓の杖をついて、やや前のめりにだらだらと坂を下りて行く。時は九月の中旬、残暑はまだ堪え難く
暑いが、空には既に清涼の秋気が充ち渡って、深い碧の色が際立って人の感情を動かした。肴屋、酒屋、雑貨
店、その向うに寺の門やら裏店の長屋やらが連って、久堅町の低い地には数多の工場の煙筒が黒い煙を漲らし
ていた。 その数多い工場の一つ、西洋風の二階の一室、それが渠の毎日正午から通う処で、十畳敷ほどの広
さの室の中央には、大きい一脚の卓が据えてあって、傍に高い西洋風の本箱、この中には総て種々の地理書が
一杯入れられてある。渠はある書籍会社の嘱託を受けて地理書の編輯の手伝に従っているのである。文学者に
地理書の編輯! 渠は自分が地理の趣味を有っているからと称して進んでこれに従事しているが、内心これに
甘じておらぬことは言うまでもない。後れ勝なる文学上の閲歴、断篇のみを作って未だに全力の試みをする機
会に遭遇せぬ煩悶、青年雑誌から月毎に受ける罵評の苦痛、渠自らはその他日成すあるべきを意識してはいる
ものの、中心これを苦に病まぬ訳には行かなかった。社会は日増に進歩する。電車は東京市の交通を一変させ
た。女学生は勢力になって、もう自分が恋をした頃のような旧式の娘は見たくも見られなくなった。青年はま
2019/01/13(日) 12:35:00.41
そういやリアルのユーチューバーでもコラボってそうそうやらないな
2019/01/13(日) 12:35:00.85
>>745
今のドル部だったらワンチャンいけそうじゃね?
2019/01/13(日) 12:35:01.40
いや4000は少ないぞ
ソースはにじの新人
2019/01/13(日) 12:35:05.83
>>745
分母がでかいからな
分散する確立も高いが
2019/01/13(日) 12:35:06.57
>>758
液状化っていってもにじの外に出ないのはすごくね?
2019/01/13(日) 12:35:07.28
はやく埋めろゴミ無能upd8
770名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/01/13(日) 12:35:12.78
>>884
顔を覗ったが、その不機嫌なのが一目で解った。で、すぐ態度を改めて、「先生、今日田中が参りましてね」
「そうだってね」「お目にかかってお礼を申上げなければならんのですけれども、又改めて上がりますからッ
て……よろしく申上げて……」「そうか」 と言ったが、そのままふいと立って書斎に入って了った。 その
恋人が東京に居ては、仮令自分が芳子をその二階に置いて監督しても、時雄は心を安んずる暇はなかった。二
人の相逢うことを妨げることは絶対に不可能である。手紙は無論差留めることは出来ぬし、「今日ちょっと田
中に寄って参りますから、一時間遅くなります」と公然と断って行くのをどうこう言う訳には行かなかった。
またその男が訪問して来るのを非常に不快に思うけれど、今更それを謝絶することも出来なかった。時雄はい
つの間にか、この二人からその恋に対しての「温情の保護者」として認められて了った。 時雄は常に苛々し
ていた。書かなければならぬ原稿が幾種もある。書肆からも催促される。金も欲しい。けれどどうしても筆を
執って文を綴るような沈着いた心の状態にはなれなかった。強いて試みてみることがあっても、考が纒らない
。本を読んでも二頁も続けて読む気になれない。二人の恋の温かさを見る度に、胸を燃して、罪もない細君に
当り散らして酒を飲んだ。晩餐の菜が気に入らぬと云って、御膳を蹴飛した。夜は十二時過に酔って帰って来
ることもあった。芳子はこの乱暴な不調子な時雄の行為に尠なからず心を痛めて、「私がいろいろ御心配を懸
けるもんですからね、私が悪いんですよ」と詫びるように細君に言った。芳子はなるたけ手紙の往復を人に見
せぬようにし、訪問も三度に一度は学校を休んでこっそり行くようにした。時雄はそれに気が附いて一層懊悩
の度を増した。 野は秋も暮れて木枯の風が立った。裏の森の銀杏樹も黄葉して夕の空を美しく彩った。垣根
道には反かえった落葉ががさがさと転がって行く。鵙の鳴音がけたたましく聞える。若い二人の恋が愈※(二
の字点、1-2-22)人目に余るようになったのはこの頃であった。時雄は監督上見るに見かねて、芳子を
説勧めて、この一伍一什を故郷の父母に報ぜしめた。そして時雄もこの恋に関しての長い手紙を芳子の父に寄
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び場にしておいたので、塵埃が山のように積っていたが、箒をかけ雑巾をかけ、雨のしみの附いた破れた障子
を貼り更えると、こうも変るものかと思われるほど明るくなって、裏の酒井の墓塋の大樹の繁茂が心地よき空
翠をその一室に漲らした。隣家の葡萄棚、打捨てて手を入れようともせぬ庭の雑草の中に美人草の美しく交っ
て咲いているのも今更に目につく。時雄はさる画家の描いた朝顔の幅を選んで床に懸け、懸花瓶には後れ咲の
薔薇の花を※(「插」のつくりの縦棒が下に突き抜ける、第4水準2-13-28)した。午頃に荷物が着い
て、大きな支那鞄、柳行李、信玄袋、本箱、机、夜具、これを二階に運ぶのには中々骨が折れる。時雄はこの
手伝いに一日社を休むべく余儀なくされたのである。 机を南の窓の下、本箱をその左に、上に鏡やら紅皿や
ら罎やらを順序よく並べた。押入の一方には支那鞄、柳行李、更紗の蒲団夜具の一組を他の一方に入れようと
した時、女の移香が鼻を撲ったので、時雄は変な気になった。 午後二時頃には一室が一先ず整頓した。「ど
うです、此処も居心は悪くないでしょう」時雄は得意そうに笑って、「此処に居て、まア緩くり勉強するです
。本当に実際問題に触れてつまらなく苦労したって為方がないですからねえ」「え……」と芳子は頭を垂れた
。「後で詳しく聞きましょうが、今の中は二人共じっとして勉強していなくては、為方がないですからね」「
え……」と言って、芳子は顔を挙げて、「それで先生、私達もそう思って、今はお互に勉強して、将来に希望
を持って、親の許諾をも得たいと存じておりますの!」「それが好いです。今、余り騒ぐと、人にも親にも誤
解されて了って、折角の真面目な希望も遂げられなくなりますから」「ですから、ね、先生、私は一心になっ
て勉強しようと思いますの。田中もそう申しておりました。それから、先生に是非お目にかかってお礼を申上
げなければ済まないと申しておりましたけれど……よく申上げてくれッて……」「いや……」 時雄は芳子の
言葉の中に、「私共」と複数を遣うのと、もう公然許嫁の約束でもしたかのように言うのとを不快に思った。
まだ、十九か二十の妙齢の処女が、こうした言葉を口にするのを怪しんだ。時雄は時代の推移ったのを今更の
ように感じた。当世の女学生気質のいかに自分等の恋した時代の処女気質と異っているかを思った。勿論、こ
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16歳の水野カイトが封印の刀を見つけ、時間が裂けて黒い風と亡霊の侍が現れ、霊の時雨と契約して呪われた刀の継承者となる場面

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