>>395
──山内さんはその後、CyberXを経て、現在のCyberZを
設立しました。当時、プレイングマネージャーとして直面
した問題はありますか?

CyberX時代には、自分の知り合いをたくさん採用したんです。
その中のひとりを精神的に追い詰めてしまったことは、いまも
後悔しています。

──なぜ仲間であるはずのメンバーを追い詰めたのですか?

サイバーエージェントの社内ベンチャーというのは、半年分の
運転資金でスタートします。もし半年後に売上げがなければ
倒産。私は短期間で結果を出すことに執着し、彼に対して
プレッシャーをかけ過ぎてしまいました。

本来なら私がひとりで抱えるべき不安や焦りを彼にぶつけ、
「結果を出してほしい」と何度も言いました。自分自身が
プレーヤーだったこともあり、じっくりコミュニケーションを
取る時間も当時はありませんでした。「なぜ彼の結果が
出ないのか?」を考えるのは私の仕事であり、そのために
必要な知識や人脈を紹介したりすることもなく、ただ
「結果を出してほしい」では、彼も辛かったと思います。

会社に入った瞬間、いきなりすぐに走れるかといえば、
そうではありません。自分もそうだったように、
さまざまな失敗を経て、ようやく走れるようになるんです。
そんな当たり前のことに、当時の私は気付けませんでした。