ストリートファイターXの発売日より1年が経過した頃

新しいシステム、新しいゲーム性に対応できずなかなか勝てなかった俺は

ふと“猛者”と呼ばれていた昔が懐かしくなり久しぶりに箱とスト4を起動しオンラインにつなげた

初めて“勝つ喜び”を教えてくれ、初めて“強者”として振舞えたシリーズにすがりたかったのだ

しかし、そこにかつての賑わいはなくランクマッチを検索しても赤回線の外国人しかいなかった

俺は「終わったんだな」と呟き天井を見上げた

絶望感と虚無感からすぐに箱の電源を切ることができなかった俺は

何かに吸い寄せられるようにエンドレス部屋に足を運んだ

「いるわけないよな・・・」

そう心の中で自分自身を笑った直後目の前に青回線で部屋を立ててる人間がいた

俺は胸が躍った

“sakonoko”かつてこのシリーズで頂点を極めた彼が

“初心者歓迎”そう書かれた部屋を立てていたのだ

すぐに部屋に入った俺はReadyボタンを連打し戦う意思を示した

結果は、sakoいぶきに起き攻めループをくらいダブルP負け

だけどその時俺は確信したんだ




「あの頃に戻れる」って