まぁわからんやろうな。お前は取り繕う人間やからわからへん。
すぐにわかった。こいつは誤解しとるなと。多分、お前はこう考えた。
「視聴者もごっそり減っちまって高田健志は可哀想だ・・・」と
せやろ?ところが実はそうでもないんや。そう上から下を見下ろすように、あっさりそう決め付けられちゃちょっと不愉快やわ。
俺からすりゃ・・・加藤、お前がかわいそうや。
お前も気づいてるやろう薄々は。お前は今ろくに生きてない。苦しむよそれじゃあ。死の際、死の淵で。
勝つこと、数字は必要や。生きていく以上な。どうしたって数字は目指さざるを得えへん。
それはいい加減に生きてきた俺やって同様。何しろ死んじまうんや。勝ってかへんとな。
だから目指す。目指すわ。それは仕方ない。
ただ、俺は数字を少し積んだらすぐ崩すことにしてきた。意図的に平らに戻すようにしてきた。
実は数字はなかなか曲者でな。一筋縄じゃいかない代物。
最初の6ポケやモンファーはええんやけど、顔出し、タレント化となるともう余計。余分や。体を重くする贅肉のようなもの。
それを、お前はいいやいいやで無用心に数字を伸ばし過ぎた。
動けへんやろ?お前今動けへんやろ?満足に。
まぁ最初は必要な意味ある数字やった。勝つことによって配信者は輝き光を放つ。そういう生の輝きと数字は最初つながっていた。
なのにどういうわけか積み重ねていくとある段階でスッとその性質が変わる。
数字は生の輝きでなく、枷になる。いつの間にか数字そのものが人間を支配・・・乗っ取りにくるんや。
数字がフカし続ける人生を要求してくる。
本当はあえてここは炎上する。あるいはNGで視聴者を厳選する。そんな選択やって人にはあるはずなのに、積み上げた数字がそれを許さない。
縛られている。まるで自由じゃない。
加藤。正直に言ってみ。お前窮々としとるやろ?
さぞや窮屈やろうな。我慢してるはずや。そんなストレスのかたまりみたいな日々を、お前は営々とこなしている。
事務所所属。何やそれ?まるでわからへん。ありのままの自分がどこにもないやないか。
金や数字をいくら持っていようと、そんなもん俺は毛ほども羨ましくねぇ。
みすぼらしい人生や。
生きてると言えるんか?お前それで
棺や。お前はムラッシュという名の棺の中にいる。動けへん。もう満足にお前は動けへん。死に体みたいな人生や