居て、居なくて、そして対話して

▼明日4月28日土曜は、早朝に都内の自宅を出て、近畿大学で初めて「講演という形の講義」をおこないます。
 東京大学では教鞭を執ってまだ3年目ですが、近畿大学ではおよそ10年、国際関係論を講じてきました。
 近大は場所が大阪府ということもあり、東京から講義に行くのが一日仕事になります。
​ 学生の数も多く、試験を採点するのが、とても時間を取る、正直、苦しい作業です。
​ それでも講義し、試験をし、学生に単位を出すという通常の講座を客員教授として続けてきましたが、もはや時間を確保するのがどうしても無理になりました。

 おのれで勝手に決めるのではなく、学生に意見を聴き、ぼくの秘書陣にも聴き、複数の他大学の教官たちに聴き、そして近畿大学の江上さんというナイスガイの国士と相談して、
決めたのが「通常の講座を持つのは、これで完了とする。しかし学生たちと縁切りではなく、年に何回かの特別講義、つまり講演をおこなう」ということです。
そして、ぼくは客員教授の立場から身を引こうとしましたが、近畿大学の要請で、その立場は続くことになりました。
 この形になってのメリットのひとつは、在学生だけではなく、OBや、さらには近大とまったく関係のない一般の方でも受講できることです。
 それは、うれしい。
 ただ明日はすでに、事前の申し込みで満杯だそうです。

▼そして同じ明日の4月28日土曜日、近畿大学のこの新しい講義から帰京すると、ネットテレビの「夜バズ」生放送に参加します。
 今回は、午後8時から10時までフルに参加して、あったばかりの南北首脳会談をめぐって議論します。
よろしければ、どうぞ。

▼この翌日の日曜日、ふたたび早朝に、合州国のテキサスへ向かって出発です。
 東郷平八郎元帥を尊敬してやまなかったニミッツ提督、その故郷の街にある「太平洋戦争(日米戦争)博物館」で開かれる日本庭園リニューアルの公式行事に参加し、
信頼関係の生まれている館長(歴史学者)のカバノーさんと改めて展示内容の見直しについて協議し、この南部テキサスから、遠い東部のワシントンDCに飛び、
ホワイトハウスのNSC(国家安全保障会議)の高官らと議論し、さらにハワイ真珠湾へ飛んで、アメリカ太平洋軍司令部(PACOM/ペイコム)で議論します。
 ペイコムは、ぎーんになって実に4度目。昨年の5月、8月、12月に続く訪問です。
 昨年の連休も、これとそっくりの日程で、強行軍のうえにアメリカ特有というべきフライトの激しい乱れで、めちゃらくちゃらに大変でした。
 しかし、なんとまぁ、今年は日程の細部でいえば、もっと強行軍なのです。

▼‥というわけで、4月30日の月曜の「虎ノ門ニュース」は、ぼくは居ません。
 土曜の夜バズは居るけど、月曜の虎ノ門は居ないのであります。
 ごめんね。
 ぼくとしては、虎ノ門ニュースのために事前収録して、例えば南北首脳会談のことを話してもいいのだけど、番組は事前収録はやりたくないそうです。
 ぼくは一参加者に過ぎませぬ。
 だから当然、番組の方針をすべて尊重します。そこで、番組不参加となるわけです。

▼こうした番組は、いずれにしても、視聴者となかなか対話できません。
 しかし、独立講演会は、まんま対話です。
 質問に応えているときはもちろんだけど、その前にぼくが話しているときも、広い会場をいつも歩き回って、みんなの眼を見て、対話しています。
 こないだ福岡で開催したあと、「早く次の福岡開催を願います」というリクエストがあまりに沢山、来ました。
 そこで、みなさん!
 今年の12月と、来年の8月にも福岡でやることになりました。
 会場は前回より、かなり広くなります。つまり落選なさる方が減ります。
 詳しくは、また後日、ね。