天木直人のブログ
トランプ大統領来日に反対するデモが皆無な日本

 ソウル発共同が教えてくれた。
 トランプ大統領が7日から訪韓するのを前に、きのう4日、市民団体などによる訪韓反対集会と、保守系団体による歓迎集会が、いずれも千人以上の規模で、相次いで開かれたと。
 反対派は、北朝鮮情勢への緊張激化と米韓自由貿易協定への圧力に反発する一方で、歓迎派は米韓同盟の強化を訴えたと。
 韓国は米国と共に今でも北朝鮮と戦っている国だ。
 その韓国ですら、トランプ大統領の訪韓に反対するデモが起きているのだ。
 ひるがえって日本はどうか。
 さきの衆院選が公示された翌日の10月11日、沖縄に米軍ヘリが墜落し、日本は指一般触れさせてもらえなかった。
 これは天がわれわれ日本国民に与えた試練だ。
 そう思って、私は選挙演説を中断し、沖縄に飛んで、いまこそ日米地位協定の見直しを来日するトランプ大統領に要求するべきだ、そう訴えた。
 それに応じないようではトランプ大統領の来日をボイコットすべきだ。
 そう訴えた。
 しかし、どの政党、政治家も動かなかった。
 それどころか、琉球新報の政治部長でさえ、選挙期間中に何しに来たんだと言わんばかりの冷淡さだった。
 もちろん、メディアが取り上げるはずはなかった。
 そして、今度のトランプ大統領の来日だ。
 安倍首相がトランプ大統領来日を自らの宣伝に利用しまくり、おまけに米国ファーストに因んで日米同盟ファーストをサインした野球帽を用意するのはわかる。
 しかし、トランプ来日反対のデモがどこにも起こらないのはどういう事だ。
 共産党の志位委員長と立憲民主党の枝野代表が率先し、護憲派の市民団体と一緒になって、護憲の4野党集会を開いた。
 護憲もいいが、憲法9条を否定するトランプ大統領の来日反対の声がひとつも上がらないのはどうしたことか。
 どうやらこの国は、1億総日米同盟歓迎のごとくである。
 新党憲法9条が歓迎されないはずである。
 日本の未来は暗いと言わざるを得ない(了)