▼先ほど、政権中枢に怒りと疑問を改めてぶつけたところ、思いがけない答えが返ってきました。

「兵は詭道にあり、です」

 詭道、きどうとは、さまざまな解釈の仕方がありますが要は、敵を騙(だま)すことです。
 孫子の兵法のひとつですね。
 戦いの基本動作とは、敵を欺(あざむ)くことにある。もし能力があっても無能のふりをせよ。
もし勇気があっても臆病なふりをせよ。すでに近くにいても遠くにいるように見せかけ、あれやこれやで敵を、有利な自陣に誘い込め。
 おおむね、こういう意味です。

▼つまりは、消費税率を実際に10%に上げることを法が定めているのは、再来年十月のことであり、まだ遠いのに近いかのように振る舞ったということでしょうか。
 意外な答えに、すこし、驚きました。
 騙すとか、欺くとか、そういうコンセプトを政権中枢が口にしたのも初めてで、これもいくらか思いがけないことです。

▼ただし、それに対するぼくの答えは「そのような兵法を説く人は確かに古来からいます。しかし保守政権は、岩盤の支持層を欺いてはいけない」。
 すると、それへの答えは「安倍政権が挑戦者であることを取り戻したい」。
 これに対して不肖ぼくは「それは頑迷なぼくにも伝わるとしても、納得は、できません」
 そして以下は政権中枢には申しませんでしたが、胸の裡(うち)で「ぼくはそもそも中国の兵法なるものに信を置かない。
孫子の兵法をありがたがる政治家も経営者も多いけれど、ではどうして漢人、中国は昔からあれほど戦いに弱いのか。一度ならず異民族に全面支配されたのはなぜか」と呟いていました。

▼有権者のみなさんの参考にしていただくために、内々のやり取りをあえて公開しました。
 ちなみに、この場合の政権中枢は、総理ご自身ではありませぬ。ご本人ではなく、極めて確実な代弁者です。念のため。
 政権中枢とぼくのやり取りは、今夜はこれでおしまいです。
 ひとつ前のエントリーで記したとおり、ぼくは去年夏の参院選でみんなと一緒に考えた初心の通りに貫いていきます。