そうだ、僕がキラだ。
ならばどうする、ここで殺すか?
いいか、僕はキラ。
そして、新世界の神だ。
今の世界では僕(キラ)が法であり、僕(キラ)が秩序を守っている。
これは事実。
もはや僕(キラ)は正義。
世界の人間の希望。
殺すか?それで、本当にいいのか?
キラを捕まえる。
それが過去において正義だった事もあったかもしれない。
しかし、今は明らかにそれは悪。
世界の意識は変わったんだ。
キラを捕まえるという自己満足をとるのか?
キラが現れ、6年…。
戦争はなくなり、凶悪犯罪者のほとんどが死に、世界の犯罪は7割減少した………………。
しかし、まだ世の中は腐っている。
腐った人間が多すぎる………。
ならば、なくさなければならない。
人間は幸せになることを追求し、幸せになる権利がある。
しかし、一部の腐った者の為に、不意に、いとも簡単にそれが途絶える。
…事故じゃない。
腐った人間が生きている事による必然。
僕がノートを手にした時、いや、その前から…、世の中は堕ちるところまで堕ち、人間は腐るところまで腐っていった。
突き詰めれば、人が幸せになるのに害のある者か、ない者か…、生きるに値する者か、しない者か…。
悪は悪しか産まない。
意地の悪い人間が悪事を行い、世にはびこるならば、弱い人間はそれを習い、自分も腐っていき、いつかはそれが正しいと自分を正当化する。
悪は…腐った者は…なくすしかない。
始めから救いのない様な悪には死しかないだろう。
しかし、腐った人間=死ではない。
よって、こういう世の中を創ってきた悪の根源からメスを入れていく。
悪い人間は裁かれる………。
人に害を与える人間も裁かれる。
それだけで人間の意識は変わってくる。
人として正しい生き方に気付き始める。
幸せになる権利、それは皆に平等にある。
いや、なくてはならない。
それは、他の人間を攻撃したり、陥れたり、ましてや殺すことで得るものではない。
互いの幸せを邪魔することなく、互いの権利を尊重し、個々の幸せを求めていくのが人間同士のあるべき姿。
世の中が変わってくれば人間も変わってくる………………………。
優しくなれる………。
それでも変わらず悪事をはたらく者は、人間失格。
本来、人間は地球上で一番優れた生物として進化をしていかなければならない。
…だが、退化していたんだ…。
腐った世の中…政治…司法…教育…世の中を正していける者がいたか?
しかし、誰かがやらなければならない。
ノートを手にした時思った。
僕がやるしかない。
いや…僕にしかできない!
人を殺すのが犯罪なんて事はわかっている。
しかし、もうそれでしか正せない。
いつかそれは認められ、正義の行いとなる。
僕がキラとしてやるしかない。