とある歌い手の復讐 その2

体内で錬金をはじめ数時間たった。

「さて、そろそろいいだろう。」
俺は、体内で錬金したものを一気に放出した。

ブリリリリリリッブチチチチッブブゥッ....!!!

放出されたそれは、緑色のエメラルドの原石のように見えた。

「あとはこれを元手にアンチに復讐するだけだ、あっけなかったな。
もう決着はついたようなものだが、まずはこのエメラルドの原石をアンチに見せつけてやろう。
勝ち目のない戦いを前に恐怖するといい。」
俺は常に相手の上を行く。
それが自分の、選ばれし者の戦い方だ。

パシャ...カタカタカタカタ......ターンッ!!

パソコンで写真と書き込みを乗せる。

さっそく返信が来たようだ。
アンチの醜い命乞いか、はたまた信者の歓喜の声か、俺はその返信に目を向ける。
だが、その返信は俺の予想を超えるものだった。

アンチ『それ、う〇こじゃんww
じぶんのう〇こ晒すとかwwおじさんやめちくりーww』

「うあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
俺は雄叫びをあげ、緑色の便を放出した。
そう、自分が放出したのは宝石などではない。
ただの腸液の色がついた硬い便に過ぎなかったのだ。
そもそも、人間がそんな宝石を作る能力を得られるはずがないのだ。
彼は長い間現実から逃げ続けた末、自分か特別な力を手に入れたと思い込んでしまっていたのだ。

そこにいたのは、錬金などできるはずのないただの人間。
残ったのは、緑色の便にまみれた男の姿だけだった。

この物語はフィクションです。
実際の人物とは一切関係がございませんので、ご了承ください。