最初から書き始めてみたいのだが、正直なところ、いつ彼が終わり始めたのかが解らない。

最後のワッチョイが紐付される前に長い間何かがあったのかもしれないし、一度に何かが押し寄せてきたのかもしれない。醜態が衆目に晒される前に、解決するチャンスはずっとあったのかもしれない。

ある日の事だった。人混みの中にくたびれた男を見つけた。垢だらけの彼は、テレビか何かで見る様なホームレスの一人に見えたが、タンクトップはひどくぼろぼろに汚れていた。私はそれを道端まで引きずり、それから話をした。

アンチのような連中を狩っていたが攻撃を受けてしまった……というのが彼の便であった。脱糞することはなかったが、危うい所だったようだ。コンビニで買った団子をくれてやると、彼は少し回復したようだった。

彼はネットかなにかで働いていて、それは動画サイトとライブ会場を組み合わせたようなところだったらしい。彼は、歌える楽曲を探し出して、ハイトーンで歌う歌い手の一員だった。とんでもない仕事をしてきたと、彼は大笑いした。

彼によると、何かが起きて、一度にそういう人生がまとめて崩れ去り、自身のコントロールを離れてしまったのだという。「KH-3″シット・エメラルド″ブログ」なるものになったのだそうだ。

「復帰」しなければならないと彼は言った。彼はほとんどすべてをやり直す技術を持っており、実績を作るのは実際のところ簡単なのだ……と。事件を全て収束させ、壊れた矜持を修繕し、そしてファンを獲得するのだと。

それは長い、長い時間がかかるが、最終的には物事をすべてかつてのように戻すことができる、と。記憶や何かを作り直す事さえできるのだそうだ。私はただ座り込み、唖然とし、あんたはおかしいぞと言ってやった。あんたはアイドルになれる人間じゃないと。分を弁えろと。

彼は止まり、私を見て、脱糞した。「なぜできないと? まアッアッアッえ…に、も…やったんだぞっ!」

彼がおかしいのかどうかは明らかで、正気じゃないんだと思う。人混みに戻るときに、彼は私にアンチシネッ…だとかどうとか言った。

どうか、彼がネットに浮上しないように。彼が再びファンを裏切らないように。もっと色々なものを見つけてくれ。

彼に裏切られてしまった人たちがいる事を私は知っている。ファンを無駄死にさせないでくれ。ケツエメラルドを忘れないでくれ。
(Remember Ass.)