侵入者から身を守るためには、
実際にどのような対策が有効なのか。
まず最初に、防犯カメラの設置、窓ガラスの強化対策は有効な手段だ。防犯カメラは犯罪者の特定だけでなく抑止力にもなる。窓ガラスを針金入りの強化ガラスにしたり、強化フィルムを貼ったりして割れにくくすることで、侵入者の行く手を阻むことになる。
たとえガラスが最終的に割られてしまったとしても、時間を稼ぐことができるし、ガラスを割る音が長時間することで近隣住民が気づいてくれる可能性も高くなる。
それでも侵入されてしまった場合はどうするか。宅配業者を装ってくることもあるだろうし、帰宅時に押し入られることもあるかもしれない。
その場合に有効なのが、「パニックルーム」の設置だ。2002年に同名のアメリカ映画が公開されたことから耳にしたことがある人も多いだろう。「セーフティルーム」とも呼ばれるが、犯罪の多い海外では一般家庭でも多く見られる。ベッドルームなど鍵付きの扉がある部屋を「逃げ込み、立てこもる用の部屋」として、設備を強化しておくのだ。
日本でそこまでの対策は難しいかもしれないが、ベッドルームなど扉がしっかりとした部屋をパニックルームに指定し、鍵を二重三重に設置しておくのでも十分に意味がある。余裕があれば、外部からのこじ開けや破壊に耐えうる強化扉に変えてしまうのも手だ。
部屋の中には助けを呼ぶための外部との通信手段を用意する。立てこもったときのために水などの飲み物も置いておくのもいいだろう。
ただし、犯人の侵入経路によっては、該当の部屋に逃げ込むのが難しい場合もあるだろう。また、部屋数が少ない家庭では、そういった部屋を設けること自体が難しいかもしれない。その場合は、トイレなど鍵をかけることができて、ある程度頑丈な部屋に逃げ込むことも有効だ。ドアを壊そうとするにも時間がかかるし、壊す際には大きな音も出る。