>>800
正確には手法の是非ではなく、単純に「買う理由がない」です
株価の方向は上下ですが、とどのつまり株は上のみです
買う人がいて上がるのです
売る人は過去に買った人です
株は突き詰めれば買いのみです
売りはありません
買った人が手放すことを「売る」と表現しているだけです

その原則を踏まえて大暴落を見てみましょう
大暴落はとどのつまり「そこから人と金が離れる」を意味します
つまり「買う理由が一切ない」です
買う人はいなくなり、手放す人が続出し、結果として大暴落です
だから「大暴落だ!買おう」は愚かなのです

暴落時のナンピンは「買う理由がないのに買う行為」だから結果に関係なくヘタな手です

暴落時に手を出すのは「自分が判断する価格より明らかに安い」場合のみです
要は「周りの判断が誤っていて、自分は正しい」と言い切れる場合のみです
そして、その場合はナンピンではなく、新規のはずです
ナンピンは既に持っています
過去にもっと上で「安い」と誤った判断をしているわけです
自分の判断が誤っていたのに、その判断を信じるわけです
それを正常な判断とは言いません。それはパニックと言います。
1000で買い、800で損切りして、500まで落ちたものを新規に買うというならわかります
1000を500まで我慢して「明らかに安い」でナンピンはパニックかバカです
まず500になる前に精算して、その上で待ち新規に500から入るべきです

暴落時に本当に元の位置に戻ると考えているならそうしていたでしょう
500に落ちるまでに無駄な損を出しませんし
1000に戻るまでのレンジでも稼げます
ナンピンは適正な判断を持たない人が「ただ信じるのみ」という考えの結果です

要は自分自身を信じていないわけです
「戻る」というのも過去の自分を信じているのではなく「損する自分」を認められないだけです

騙しとか関係ないです
暴落するということは判断に誤りがあった
その誤りは一過性なのか、根本的なものなのかを判断し、
一過性なら落ちた時点で手放し、落ちきるまで待ち、そこから買い、落ちる前に戻りましょう
根本的なものなら手放し、その企業からは離れるだけです
根本的なものなのに「戻るかも」などとは考えません
判断の誤りですから

ちなみに一過性のものなら必ず理由はあります
逆をいえば「今回の暴落の原因は〜だ」と自分なりに説明できないなら根本的なものです
自分の判断の誤りを認められない、もしくは理解できなくて「いつか戻る」と妄想に逃げています
その時はどんなに理不尽でも「説明できない以上、手放すべき」で離れるべきです

逆張りを得意とし財を成す人はいます。その人たちは判断に優れています。
逆張りナンピンで財を成す人はたまたま助かっただけの結果論です。判断はヘタです。

無駄に長くなりました

結論を言えば、
「大暴落にトレンドも騙しもない。金と人が離れているだけ」です
新規に入るなら手法や判断によりけりですが理由なきナンピンは絶対に勧めません