>>236
東電に関して言えば、原賠機構が株の過半を握っています。
原賠機構は政府の法人なので、実質国有化と言われるゆえんです。
なんで原倍が過半を握ったかと言えば、賠償費用が巨額すぎて(当初2兆円、現在6兆円以上に増加中)、一企業が支払える額ではなかったからです。
つまり、政策的に倒産させないために現在資本金がすごい額になってます。
たくさん増資したということは、元々あった株の価値は下がるということです(希釈化)
原発事故前、5000円程度だった株価は、一時期120円にまで落ち込みました。
しかし国も無料で東電に資金注入したわけではなく、(そんなこと民主国家で不可能)、ちゃんと回収の絵図は建てています。
その絵図とは、40年後を目途に、賠償と除染を完了させ、東電を競争力ある企業に育て治し、出資したお金を株式売却によって回収することです。
もし今後増資が行われない場合で、機構の持ち分を普通に売却して費用を回収するなら、その時の株かは3000円ぐらい必要と目されます。
だから、もしもそれぐらいの超長期で、あなたが東電株を子孫に残すぐらいのつもりなら、無配でもち続けるのも「アリ」かも知れません。

と、長文になりましたが、企業研究はこれぐらいやってから株は扱うものかと、私個人は思っています。
なお、現在の私の投資先は、キタロウ銀行とカルロス自動車ですが、どちらも含み損ダダ拡大中です・・・