ユニクロのファーストリテイリング、3−5月期営業益37%増の684億円
高橋舞子、Lisa Du
2018年7月12日 15:18 JST 更新日時 2018年7月12日 18:44 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-07-12/PBQBCZ6JIJUO01
「アジアが成長すればグローバルトップも見えてくる」−岡アCFO
欧米でのブランド力強化が重要、フェデラー選手との契約はプラス

気温が高く推移したことから国内ユニクロ事業で夏物の販売が好調だったほか、ネット通販の
拡大が収益を後押し。海外ユニクロ事業では中国や韓国、東南アジア、オセアニア地区での
堅調が支えた。米国での赤字幅縮小は継続しており、来期(2019年9月期)の黒字化に
向け着実に前進している。
  ブルームバーグが集計したアナリスト4人の予想平均591億円を上回った。純利益は93%
増の442億円、売上高は12%増の5174億円だった。今期(18年8月期)の業績予想は従
来の水準に据え置いた。

アパレルで世界首位へ
  Fリテイリの前期の年間売上高は1兆8619億円でギャップを抜き世界のアパレル製造小売
業で3位となった。1位の「ZARA(ザラ)」を展開するスペインのインディテックスの売上高は3.3兆
円(18年1月期)、2位はへネス・アンド・マウリッツ(H&M)の2.6兆円(17年11月期)。Fリテイリ
の9−5月期の売上高は1兆7041億円と2位のH&Mの背中も視野に入った。