バフェット太郎10種はS&P500種指数に対してアンダーパフォームしていますが、特に悲観的になってはいません。
なぜなら、S&P500種指数が時価総額加重平均型指数であることから、バリュエーションが割高な銘柄を中心にデザインされているためです。

これはS&P500種指数の主要銘柄が好調な時ほど高いパフォーマンスが期待できますが、
主要銘柄の割高なバリュエーションが剥げ落ちてしまえば、たちまちのうちに指数は下落してしまうからです。

また、バリュエーションが割高になりやすい銘柄は利益を事業に再投資する企業ばかりなので、事業への再投資がうまくいって株価が好調な時は指数を押し上げますが、
反対にうまくいかなくなると株価を大きく押し下げる原因になります。

ちなみに、過去の経験則に従えば、事業への再投資で利益を押し上げ続けた企業はほとんどないことから、アマゾンやアルファベットも多くの銘柄と同様に、
事業への再投資が利益に結びつかず、バリュエーションが剥げ落ちる中で指数を大きく押し下げる原因になります。

加えて、事業に再投資して利益成長を目指す企業は、配当性向が低い場合が多いことから、株価が安くなっても配当で十分に株を買い増すことができず、配当再投資による効果は小さいです。

一方で、バフェット太郎は安定したキャッシュフローが期待できる米国の超大型連続増配高配当株10社に均等分散投資しているので、
株価の低迷時により多くの銘柄を買い増すことで株価の値上がり益と高い配当利回りが期待できます。

配当再投資による効果がハッキリでるまではしばらく時間がかかるものの、バフェット太郎は淡々と買い増し続けるだけです。

グッドラック。