FX詐欺

セミナー元経営者に懲役14年 名古屋地裁判決
http://mainichi.jp/articles/20170318/k00/00e/040/150000c

外国為替証拠金取引(FX)の投資名目で集めた金を私的流用したとして、詐欺罪と所得税法違反に問われた投資セミナー運営会社「シンフォニー」(名古屋市中区、閉鎖)の元実質経営者、伊藤正明被告(49)に対し、
名古屋地裁(奥山豪裁判長)は17日、懲役14年(求刑・懲役15年)の判決を言い渡した。元経理担当、石井真人被告(45)は懲役12年(同)とした。

 2人に対し、保管する1066万円の没収と追徴金14億7735万円も言い渡した。

 判決は「職業的、常習的に行われた詐欺。組織性、計画性、勧誘方法の巧妙さは高度で悪質さは際立つ」と批判した。
2人がうその運用実績をホームページに掲載したことなどから「被害者らが疑念を抱くのは容易でなかった」とも述べた。

 判決によると、2人は共謀して2010年6月〜15年7月ごろ、投資家162人に架空のFX投資話を持ち掛け、計約19億4000万円をだまし取った。
また13年までの3年間で、集めた2億197万円を申告せず所得税計7184万円を免れた。【金寿英】