お別れの会だったが徹子は「笑っちゃった、私」と打ち明け「全体が和やかで、ジャニーさんのことが大好きな人が集まっていらした。いかにもジャニーさんらしくて、うれしく思いました」と振り返った。

 思い出されるのはジャニーさんを「旦那さん」と呼んでいたこと。30~40年前の、ある日、ジャニーさんと徹子が結婚するというファックスが流れた。「『会見はテレビ朝日の第1リハーサル室でやります』って。そしたらジャニーさんが、すごく怒って(笑)。『帝国ホテルの金屏風の前なら分かるけど、あんな汚い1リハでやりたくない』って。そうか、と大笑いした」とエピソードを明かすと「そこから『旦那さん』と呼んでいた。電話でも『旦那ですよ』『旦那だよ』って」と微笑ましい話を思い返した。

 毎年、ジャニーさんが演出する舞台を観劇。「毎回、変わっていた。『こんなことを考えるんだ』と面白いものを見せてもらって楽しかった」と懐かしんだ。「ジャニーさんって本当に才能あるなと、いつも思ってました。ジャニーさんがいなくなるのは、ショービジネスの中ですごく大きな損失だなと思います」と故人の存在の大きさを語った。

 「ジャニーさんは絶対に治って戻ってくる」と信じていたが、祈りは届かず。天国のジャニーさんに「ジャニーさんに言われた通り、ジャニーズのみんなは、うまくやっていくから見ててください。親切にしてくださって、ありがとうございます」と声をかけていた。