共感からは何も生まれない
すでに多くの人が感じているように、5chでの短文のやり取りやSNSでの「いいね」ではインスタントな共感しか生まれません

共感はコンフォートゾーンであり、あまりストレスを感じないかも知れませんが
共感からは何も生まれないのです
最悪なのは、同じレベルの人同士で慰め合いになっているパターンである。
お互いのグチを聞いてもらうという行為には「自分達は頑張っているよね!」と共感し合いたいという心理が背景にある。
確かに「共感」は人間にとって心地いいものであり、ストレスの解消にはなるかもしれない。
だが「共感」から新しい考えが生まれてきたり、チャレンジ精神が湧き出てくるようなことはほとんどないのが現実なのだ。

自分よりもレベルが高い人、自分にはないものを持っている人を友達にするとなると、該当者はかなり少なくなるはずだ。
向上していく人間というのは、このような結果として、付き合う友達の数が減ってくることになる。
「ブレインストーミング」というのをやりますが、あれはただ素人が集まって言いたいことを言うだけの浮ついた話です。
ブレインストーミングというのは要するに「責任を持たない」ということであって、人間の生き方を問うわけではない。
それでは何も起こりません。形式化してしまうだけです。