>>356
 世界で1年に何億種類もの新種や亜種のマルウェアが出現している現状において(あくまで確認された数であり、未確認のものは当然含まれない)、パターンファイル照合方式によるマルウェア検出でマルウェア感染を防御することは事実上不可能です。なので今日(こんにち)のセキュリティソフトには、パターンファイル照合方式によらない、マルウェアの挙動をAIで識別・検知する機能が実装されていて、各セキュリティソフトベンダーは自社製品に実装されている同機能の性能をアピールしています。
 しかし、ネットにはマルウェアが充満しているにもかかわらず、どんなに怪しげなファイルもセキュリティソフトはことごとく “問題なし” とします。本当にセキュリティソフトは、各セキュリティソフトベンダーが謳(うた)うようにマルウェアを検知できるのでしょうか。本当にPCは安全な状態に保たれているのでしょうか。

https://internet.watch.impress.co.jp/cda/parts/image_for_link/15496-8586-5-1.html
https://internet.watch.impress.co.jp/cda/parts/image_for_link/15495-8586-5-2.html

 上記のリンク先を見ると、あくまでキャノンの言い分ですが、セキュリティソフトベンダーが2000年代初頭にうそをついてセキュリティソフトを売っていたことがわかります。2000年代初頭にうそをついていたセキュリティソフトベンダーは、2020年の現在も、うそをついてセキュリティソフトを売っていると考えるのが順当です。また、“未知のウイルスの検出率” とは、とんだお笑いぐさです。“未知のウイルス100種類の内、83種類検出できたから検出率83パーセント”。未知のウイルス100種類を用意している時点でそれは未知のウィルスではないのです(既知のウイルスです)。