好きなようにすりゃいいよ

い‐ぜん【以前】
〘名〙
@基準となる時点や期間を含んで、それより前。また、ある出来事などを境界として、それより前。
「五日━に仕上げる予定だ」「明治━からある風習」「役者になる━は教師だった」
⇔以後
[語法]基準の数値を伴う場合は、それを含むと規定される。数値を伴わないでいうときはあいまい化しやすいが、「ルネサンス期以前の作曲家」というと、それより前の〈古代・中世の作曲家〉を指すことが多く、「ルネサンス期以後の作曲家」というと、それを含んで後の作曲家を指すのが一般的。
A現在より(かなり)前。昔。
「━から会いたいと思っていた」「━ここに何度か来たことがある」
◇副詞的にも使う。
Bそれより前の段階。また、通常の段階に達していないことを非難していう語。
「入社試験は面接━の段階でふるい落とされた」「文学━の稚拙な作品」

[気になることば]
以前いぜん
「ルネサンス期以前の作曲家」にルネサンス期の作曲家は含まれるか
→以前@[語法]

明鏡国語辞典 第二版 (C) Taishukan, 2011

いぜん【以前】
@その時から前。 ↔以後。
 ▷法律用語では、その時を含み、単に「前(ぜん)」と言えば含まない。
Aずっと前(の時)。「彼は―横浜に住んでいた」
⇒何時か
⇒前
⇒昔

岩波 国語辞典 第七版 新版 (C)2011 株式会社岩波書店