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作りすぎた人工呼吸器、米側の打診受け首相が購入を約束

 安倍晋三首相が8日にあったトランプ米大統領との電話協議で、米国製人工呼吸器の購入を約束していたことがわかった。
トランプ氏はゼネラル・モーターズ(GM)などに生産を指示したが、米側から作りすぎて困っているとして、日本側に購入の打診があったという。
トランプ氏は「いつでも出荷できる」と上機嫌だったという。

 複数の日本政府関係者によると、米政府は今月初め、日本側に人工呼吸器の輸入を打診。
日本国内でも増産を進めているため、日本側はいったん「不足は起きていない」と答えた。
しかし、世界各国で医療機器の確保が課題となっていることから、首相官邸内で再検討し、第2波に備えて購入することにした。

 政府関係者は「日本としても予備があるに越したことはない」と強調する。
1台200ドル程度だといい、まずは1千台輸入する方向で調整している。