【AviUtlとメモ帳でvfrエンコード】
●導入編
AviUtl、AviSynth、x264は異なるフレームレートが混在する映像データ(vfr)を扱うことができず
全てcfrとして時間情報(timecode)を埋め込んでおいて、最後にtcfileinでvfrのtimecodeで上書きして
vfr動画を生成しています。
AviSynthのvfr化プラグインitsは(おそらく)異なるフレームレートの各区間をベースクリップの30fpsに
フレームレート定義変更することによって区間結合を可能とすると同時に、各区間のフレームレート変更後の
フレーム数とフレームレートからtimecodeを生成しているものと思われます。

avsでフレームレート定義変更と区間結合を表現すれば
Tr1=Trim(0,N1).change24fps.AssumeFPS(30000,1001)
Tr2=Trim(N2,N3).change60fps.AssumeFPS(30000,1001)
Tr3=Trim(N4,N5).change24fps.AssumeFPS(30000,1001)
Tr4=Trim(N6,N7).change60fps.AssumeFPS(30000,1001)
Tr5=Trim(N8,N9).change24fps.AssumeFPS(30000,1001)
Tr1+Tr2+Tr3+Tr4+Tr5

itsのフレームレート変換定義ファイルdefは
0-[24] change24fps
N2-[60] change60fps
N4-[24] change24fps
N6-[60] change60fps
N8-[24] change24fps

結合された映像データは間引きされた区間が多い為に、30fpsで計算すると映像時間が短くなってしまい
AudioDub(last,音声データ)しても、映像時間分しか音声データがDubされず尻切れトンボの音声になります。

そこで、itsでフレームレート変更/30fps定義後に、AssumeFPS(24000,1001)と再定義することによって
映像時間を(60fps化でフレーム数増加した分)長くしてやって、AudioDub(last,音声データ)で音声データを
全てDubしてからAviUtlに読み込むと(カット以外の)映像処理してx264guiExでmp4出力することが可能となります。
avsで読み込んだ動画は音声が派手にずれていますが、x264guiExでitsが生成したtimecodeをtcfileinして
timescaleを1001/120000に指定すると映像の時間情報がvfrに上書き修正されて音声と同期した動画となります。