LGY98のNDISドライバを解析した結果、DOSでDMAエラーになる原因が分かりました。
ドライバ初期化時にRemoteDMA転送を行ってみて完了したがどうかをチェックするの
ですが、LGY98ではDP8390のコマンドレジスタを読んでbit5が立っているかどうかを
チェックしています。他社製ドライバではレジスタ0x07の割り込みを見ている様で
そちらの割り込みビットはセットされていました。
なので、RemoteDMA完了時にDP8390のコマンドレジスタbit5を立てる様に変更すれば
DOSのドライバが使用出来るようになります。
このビット設定はQEMUのNE2000ドライバでも入っていないのでQEMU9821上でもLGY98の
DOSドライバは動きませんでした。
以下LGY98.Cの抜粋です。
コンパイル出来る方は以下変更してLGY98.DOSドライバが使用できるかどうかお試しください。

static void ne2000_dma_update(LGY98 *s, int len)
{
s->rsar += len;
/* wrap */
/* XXX: check what to do if rsar > stop */
if (s->rsar == s->stop)
s->rsar = s->start;

if (s->rcnt <= len) {
s->rcnt = 0;
/* signal end of transfer */
s->isr |= ENISR_RDC;
s->cmd |= E8390_NODMA; /* コマンドレジスタにDMA完了ビットを立てる */
ne2000_update_irq(s);