NTTドコモから2017年6月16日に発売されたAndroidスマートフォン「Xperia XZ Premium SO-04J」(ソニーモバイル製)。
その概要は発売日に速報としてすでにお届けしているが、
価格.comのユーザーレビューに寄せられたユーザー満足度が5点満点の4.94と非常に高く、絶賛する意見がとても多い。
実機を1週間使ってその理由に迫った。

・劇的に改善された発熱、良好なバッテリー持ち、そしてスムーズな動作

本機の前身となる4KスマホのXperia Z5 Premiumは、野心的な製品だったものの、
価格.comのユーザーレビューのスコアは4.05(2017年6月20日時点)と、さほど高くはない。
そのレビューの内容をよく見ると、発熱の激しさとバッテリー持ちの悪さが、必ずと言っていいほどネガティブ評価の理由にあげられている。

Xperia XZ Premiumでは、この点がどれだけ進歩したのか気になるところ。
本機のCPUはオクタコアの「Snapdragon 835 MSM8998(2.45GHz×4+1.9GHz×4)」で、
Xperia Z5 Premiumが採用していた「Snapdragon 810 MSM8994(2GHz×4+1.5GHz×4)」と比べると、
かなり省電力になっているが、はたして発熱も抑えられているのだろうか。

以下に示したグラフは、Xperia XZ PremiumとXperia Z5 Premiumそれぞれの、5日間のCPUの温度推移を示したものだ。
Xperia XZ Premiumの最高温度は41.7℃で、カメラのARエフェクトを30分ほど使ったときのもの。
また、後述するメインカメラの超高速動画撮影を断続的に30分ほど行ったときも、40℃を超えるCPU温度を記録した。
だが、こうした負荷の大きい処理を行わなければ、おおむね35℃以下で推移した。
表面に現れる熱も抑えられているし、ボディの一部が極端に熱くなることもない。
いっぽう、以前価格.comマガジンで計測したXperia Z5 Premiumの発熱データでは、最高温度が44.7℃と飛びぬけて高いうえに、使用中の温度域が全体的に高い。
こうしたデータからも、Xperia XZ Premiumは、発熱がXperia Z5 Premiumと比べて大幅に改善されていることがわかる。
https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=10528
https://i.imgur.com/ua6cekI.jpg

Snapdragon 835 MSM8998(2.45GHz×4+1.9GHz×4)」
Snapdragon 810 MSM8994(2GHz×4+1.5GHz×4)」
835の方が明らかにクロック数高いやん・・・(´・ω・`)
なのに発熱量の差は圧倒的ってガチで化け物やな
高クロック数と省電力は両立しないという従来の常識を真っ向から完全に覆したんだな