NTTドコモ2017夏スマホ「Xperia XZ Premium」&「AQUOS R」テストレポート。気になるハイエンド端末をベンチマークで検証してみた
http://www.4gamer.net/games/128
/G012871/20170528003/

それではまず3DMarkだが,Sling Shot Extreme Unlimitedプリセットの結果は「3075」。
同じSnapdragon 835を搭載するGalaxy S8+は「3811」だったので,80%程度のスコアに留まった。
念のため,2回追試をしたが,結果の変動は誤差範囲だ。

Monitoring dataを見ると,「Graphics test 2」でCPUの動作クロックがほとんど変動しない時間が長く,クロック自体もGalaxy S8+ほど上まで上がっていないことが見てとれる。
この挙動の差が,スコアの差につながった可能性は高いだろう。

また,ベンチマークテスト中は,背面が妙に熱を持っていた。
これはMonitoring dateの「Temperature」からもうかがえ,Xperia XZ Premiumは約40℃前後まで温度が上がっている。
それに対してGalaxy S8+は,テスト中も35℃以下を維持していた。
この結果から推測すると,Xperia XZ Premiumは3DMarkのテスト中,サーマルスロットリングに突入してしまい,CPUやGPUの動作クロックを上げられなかった可能性が高そうだ。

会場の説明員に確認してみたが,試用機は製品版と同等であるとのことだった。そうなると,ハードウェアの改良で対策する余地はなさそうなので,ソフトウェアレベルで対策するしかない。





>Xperia XZ Premiumは約40℃前後まで温度が上がっている。
>それに対してGalaxy S8+は,テスト中も35℃以下を維持していた。