新潮 2016年1月26日

「昨年末、12月27日だったと思いますが、私の友人からの伝言で、田邊さん(昭知・田辺エージェンシー社長)が、私に『4人を元に戻してくれないか』と言ってらっしゃるのを知りました。
田邊さんは、SMAPはひとつであるべきだし、ジャニーズ事務所を出てはいけない、とのお考えだったようです。

 田邊さんによれば、中居に対して、あとの3人をきちんとまとめて、ジャニーズ事務所に挨拶に行くこと、そして、仲間が1人、ある意味ケンカみたいになっているのだから、木村にも謝ってきなさい、と既にきちんと伝えてあるとのことでした。
そこで私は『では、それを待ちます』とお返事をしておいたのです」

 仮にこの時、中居サイドがすぐにきちんと謝罪をしておけば、今回の一件は起こらなかったに違いあるまい。

「ところが、その後、中居からも誰からも何の連絡もありませんでした。年末から既に1週間以上、経っています。私はどうしようかな、と思った。
そのまま1月7日まで待ちましたが、結局、それでも何の動きもないままでした」

 そこで、田辺エージェンシーに赴いたメリー氏。4人からの連絡がないことを伝えると、田邊氏は驚いていたという。

 中居ら4人がなぜ躊躇し、すぐに行動に移さなかったのかは定かではない。事態を甘く見て、正月休みをのんびりすごしていたのか、それとも高を括っていたのか。

「きちんと言っておきたいのは、私は4人を追い出したわけでも、受け入れないと言ったわけでもありません。
むしろ田邊さんから言われて『受け入れます』とお返事をしました。それなのに、誰も挨拶に来なかった。これははっきりとさせておきます」
 
 結果、メリー氏、そしてジャニー喜多川社長に対して謝罪が行われたのは、1月17日午後11時――「SMAP×SMAP」放送の前日になってのことだという。