木村は当時“SMAP解散”の責めを一人で背負い逆風の渦中にいた。前シーズンの『BG』の中には、「人に夢を与えてきた人間は、どんなことがあっても逃げちゃいけないと思うんです」(第5話)を始め、キムタクの当時置かれた状況を思い起こさせるセリフがしばしば登場する。

新たなチームを結成して復活に挑む前作の『BG』や『グランメゾン東京』(TBS系)が、逆風に耐える全国民の嫌われ者”木村拓哉再生”の物語とも読み解けるのは、そのあたりに理由があるのかもしれない。

『BG』シーズン2の第1話で、木村演じる島崎は私設のボデーガード、つまり一匹狼の用心棒になる。これは『傷の癒えた狼(=木村)は、もはや群れを必要としない』という木村自身のメッセージなのかもしれませんね」(制作会社プロデューサー)

さらに斎藤工演じる高梨とのバディは、テレビ朝日が得意とするシリーズモノへの伏線と見て間違いない。

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