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「原爆を許すまじ」
浅田石二作詞・木下航二作曲
https://www.youtube.com/watch?v=zq9pXGShrHk

1954年3月1日に、ビキニの水爆実験で第5福竜丸が死の灰を浴び、久保山愛吉さんが重体となった事件に、国民は大きなショックを受けました。この事件を契機に、原水爆反対の動きが日本中で活発となり、署名運動を中心に草の根的な運動が高まっていきました。
 うたごえ運動の中でも、関鑑子先生が原水爆反対を訴える歌の創作を呼びかけ、募集をしたのです。私はその前年に中央合唱団14期生を修了し、53年は2班で合唱団の活動に参加。54年は作曲班に所属していました。
 そして、この関先生のよびかけに答えて、原水爆反対の気持ちを何とかして歌にしたいものだと思い、東京・南部のサークル若竹青年会で知り合っていた浅田石二さんに頼んで詩を書いてもらい、一生懸命作曲したのです。
 そして関先生に提出しました。それが7月20日頃のことでした。7月28日に音楽センターで第7回定期演奏会があり、その中の“創作平和歌曲発表”の部で、林光さんの『世界の声』とともに、『原爆を許すまじ』が中央合唱団によって発表されました。それがこの歌の初演です。
 翌8月6日、広島で行われた国鉄のうたごえに参加した浅田石二さんが、“こんな歌を教わってきたが、どうも僕の歌らしい”と歌ってくれたのが『原爆を許すまじ』。私はそれで初めて、あの歌が歌われているのだなと知ったわけです。
 それからというもの、驚くほどの勢いでこの歌は日本中に広がり、日本のうたごえ祭典や第1回原水禁大会、ワルシャワ・フェスティバルでの大合唱になりました。(木下航二)
※うたごえ新聞85年7月22日号より

左翼活動の歌声喫茶など広く歌われた曲を改変かい?