麻生
そこが一番問題。過去20年間、小渕内閣この方ずっと政府の財政出動、よく言われる公共事業なんていうのがありますけど、
こういった政府の支出というものは、公共工事が14兆5000億円から今は6兆円くらいにまでずーっと下がってる。
その20年間で前の年より増えたのは、麻生で1回、小渕内閣で1回しかないと思う。だからずーっと下がってる。

今、政府が出動してなんとかしないとっていう先頭を切らなくてはいけないのであって、景気を良くするということはGDPを増やすの
と同じ意味ですから、GDPを増やすためには基本的には3つ。個人消費が伸びるか、民間の設備投資が伸びるか、もしくは政府支出が
伸びるか。この3つですよ。あとは純輸出とかいろいろあるけど、基本的にはこの3つ。

その2つ(個人消費・設備投資)が全然動かないとなれば、政府が先頭を切って動かす。
すなわち公共事業、政府支出というものは、「民間の設備投資が起きる」「雇用が伸びる」そういったところに回る財政出動。
だから、子ども手当なんてやったって、子どものために貯金なんてされちゃったら何も波及効果がないんだから。
そういったことじゃないのをやるのが正しいので、それを思い切ってやる。