>>357
<お答え>

歴史的に、キリスト教は、社会変革のために大きな貢献をしてきたのですが、それでもやはり、「地を従える」という使命を、現代ほど明確に自覚したことはありませんでした。
なぜならば、ヒューマニズムが「徹底した神排除の立場」を取って、それを実践し、失敗し、未来を失ってしまった、ということがこれほど明確になった時代はなかったからです。

宗教改革時代において、カルヴァンは、ジュネーブの政治を神の御言葉によって変えようとしました。しかし、彼ですら、「聖書以外に基礎はない」という意識は明確ではありませんでした。
彼は、啓蒙主義、カント主義、ヘーゲル主義、実存主義、ナチズムが登場する前の時代の人であり、フランス革命もロシア革命も中国革命もポル・ポトの大虐殺も、アメリカの公立学校における銃乱射事件も見ていなかったからです。
ヒューマニズムの実体がサタン教であるということを自覚するには、彼はあまりにも早過ぎる時代の人でした。

私たちは、蒔いた種が毒麦であることが判明した時代に生きているのです。

それゆえ、私たちには、これまで体験してこなかった新たな時代的責任を持っています。