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左旋円偏波が簡単にできるのだったらとっくにやっている。
やらないのは理由がある。

左旋円偏波は、
現行のデジタルテレビやレコーダーの内蔵チューナーでは受信不可の可能性が高い。
地デジ化でこれだけ普及した機器で受信できないのは致命的。
「今あるテレビそのままで見れる」というのが110度CSの最大のメリットなので、
ビジネスモデル的にありえない。

左旋円偏波対応のチューナーを出しても、
結局はスカパー!プレミアムサービス(旧スカパー!HD)と同じ道を辿ってしまうので、
恐らくスカパーJSATは、左旋円偏波化するよりは、プレミアムサービスかプレミアムサービス光に誘導するだろう。

あと、集合住宅のテレビ共聴設備について、
2150MHzまでは対応していても、
左旋円偏波対応の2600MHzまでの増幅器や分配器になっていないケースが結構ある。
地デジ改修工事の名目なら予算をつけ易いけど、
有料チャンネルの為に莫大な費用を掛けて改修工事するのは相当困難(総会決議が否決される)。
上記理由で、左旋円偏波が集合住宅で受信できないケースが多いなら、
改修見込みのない左旋円偏波化よりも、
現行のテレビ共聴設備のままで受信できるプレミアムサービス光の導入をマンション管理組合に働きかけるだろう。

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/chousa/hoso_it_eisei/pdf/040521_2_s3-4.pdf#page=16