4K・8K放送の制度整備案 BS右旋5ch化に言及/総務省  [2016年4月4日]

 総務省の4K.8K放送の制度整備案が電波監理審議会から答申を受けた。
4K.8K放送を実施するため、基幹放送普及計画および基幹放送用周波数使用計画を変更するものだ。
同制度整備案では、BS.110度CSの左旋円偏波の使用周波数を明記。
NHKについてはBS右旋円偏波で4K、BS左旋で8Kを各1系統ずつ実施。
一方、民間放送事業者については、既存BSの帯域再編を踏まえて、18または21ch程度を目標とすることが記されている。
 今回の制度整備案のポイントの1つは、BS.110度CSの左旋について使用チャンネルを示し、
4K.8K放送の基本的な伝送路に位置付けた点にある。ちなみにBS左旋は11chのうち8、12、14chの3つ、
110度CS左旋は13chのうち9、11、19、21、23chの5つ。
 110度CS左旋は、中間周波数(IF=受信した電波をアンテナで同軸ケーブルで受信機に送るための周波数)に変換した際、
空港監視レーダー、船舶レーダーとぶつかるチャンネルが多く、家庭のケーブルから電波が漏えいした場合、
混信が起こる可能性があることから、その周波数に重ならないチャンネルが選定された。

# http://www.eizoshimbun.com/broadcast/2234/2234broadcast1.htm