>>284続き

沖縄問題を人類学的な視点から解決する術は、以下の三点となる
1.沖縄から本土への移住
2.本土の出生率の向上
3.沖縄の出生率の抑制

2と3については、その方法、目的について解説するまでも無いとして、ここでは1を取り上げる

容易に想像がつくであろうが、沖縄は地理的に本土から隔絶されていることもあり、県外からの流入・流出ともに少ない
特に致命的なのは、大学進学時の移動の小ささである
ただでさえ沖縄は、大学進学率が日本最低であるが、その進学先も、沖縄県内に限定される傾向(なんと半分が県内の大学へ進学)がある
これはつまるところ、沖縄の知的循環の閉鎖化をもたらし、「内地の常識、沖縄の非常識」を醸成する
このような閉鎖化の最終的帰結として「沖縄分離主義」に至るのは、既に目にしていることだ

もし私が沖縄担当官であれば、沖縄振興予算として、県外への進学、県外への就職に対し大幅な補助金を付ける
沖縄から本州へと人材(特に若年層)を引き入れることで、沖縄と本州の一体化を実現する
企業の皆さんも、外国人の移民を欲しがるより先に、平均の倍以上も失業率がある沖縄から、労働力を引っ張ってくるように努力すべきだ

なお、秋田には沖縄とまったく逆の政策(人口流出の抑制)が有効ということとなる