>>553
もちろん中抜き等の存在による、「不正なコスト」については、大いに指摘されるべきであるが、
公共事業費について、海外と比較する際には、その前提条件についての検討も必要

たとえば、同じ距離の道路、同じ高さの堤防、同じ大きさの建物を作るにしても、
地形や建設基準によって、そのためのコストは大いに異なってくる
簡単な話、地震が起きない広大な平野と、地震だらけの山岳地帯では、どちらでコストがかかるかは、自明
これは、仮に、公共ではなく民間企業が事業を行うにしても、避けられない点

日本という国は、不幸にも、(土建分野における)地理的な条件が著しく悪いということは、頭に入れておかなければならない
くわえて、土地取得という、歴史的な問題も合わさってくるのが、コストの肥大化に繋がっている

その点、中国という、主要地域がほとんど平原で、土地取得も容易な隣国について、ときどき羨ましく思うことはある