>>683
『面接の達人』の著者の中谷彰宏が
「初めて小説を書く場合は自分自身をモデルにした作品を書くと成功する」
と言っていた。

博報堂出身の中谷は広告代理店社員を主人公にした処女小説を書いたが
古谷の処女小説も古谷自身がモデルの作品のようだな。

ただ『愛国奴』というタイトルが他の作家の著作からの盗用であることは
発売されたらすぐバレるだろう。

「作家は処女作に向かって出発する」
という言葉がある。
「処女作にはその作家の一生変わらない本質が表われる」という意味の言葉だ。

そうした意味で古谷の処女作が古谷自身がモデルで
タイトルが盗用であるということは
『愛国奴』という作品は
「口開けてあらわた見せるザクロかな」
という新渡戸稲造の『武士道』の言葉のように
古谷という人間の本質を
口を開けてはらわたまで見せるように表わした作品なのかもしれない。