>>97
しかし、表現者系の浸透って、その思想が浸透したというよりは、
表現者系の個々人、西部を筆頭とする、あるいは西部たった一人の「個人」が、浸透しただけにも見えるんだよね
西部が、強烈な個性とある種の慈愛に富んだ人物であったからこそ、
その思想がいかに少数のものであっても、局所局所で受け入れられていた

たとえば、西部と限りなく近い思想の持ち主である佐伯啓思は、象牙の塔から脱することはできていなかろう
西部というある種の「カリスマ」が失われた以上、衰退していくように思えて仕方がないがねえ