>>965
>ネットで成功して世界を変えれるとかいった類の精神性

中野さんは第三次産業革命から第四次産業革命への移行を説明しているのであって、
第三次産業革命に見られる精神性が幼稚だから云々という趣旨とは違うよ。

第三次産業革命においてはソフトウェア開発を天才的個人が行うことで達成できる側面が大いにあった。
コンピューティングの中でもソフト上の問題として革命を起こすということ。
実際経産省もそういった側面に軸足をおいて人材育成を目指していたわけだ。
しかし第四次はその範疇を超えている(だからこそ次元が一つ上がって四となる)。

現実世界の物をいかに制御するのかという、コンピューティングのソフト上の問題を
現実世界へと拡張して見て触れて仮想と現実の統合を図るというのが第四次。
製造業の世界へとネットが拡張・侵食していくようなイメージと言えばいいかな。

いわゆるネオリベ的発想云々ということとはまた文脈が異なるよ。

精神性の幼稚さという話題から離れるけれど、
技術発展のそれぞれの革命段階を比較してどこの時点でのインパクトがどの側面において大きいか。
中野さんは自著の企業論にて、屋内の下水施設完備のトイレを使えるがアイフォンは使えない、
その逆、どちらを選ぶかといったような思考実験を紹介していたよ。