>>79
>>81と合わせてになるが、景気低迷局面においては、金利を抑制するような金融政策は必要不可欠である、というのがこちらの結論
また、インフレターゲットを設定し、そのために必要な政策を取るという宣言を中銀が発しておくことにも意味があるだろう(市場へ安心感を与えるため)

ただし、実質金利をゼロ以下にすることを目的とする、より極端な金融政策が必要、または効果的であったかについては、いささかの疑問が残る
知っての通り、極端な金融政策には過剰流動性の問題などがあるのだが、それを補填できるほどのメリットが得られたようには、どうにも見えない

ハマコー先生がマイナス金利に反対されたように、リフレ派に属する人々の中でも、どこまで金融政策が踏み込むかについては立場の違いがある
(俺は自分のことを広義のリフレ派であり、狭義のリフレ派ではないと思っているが)

きわめて単純な言い方をすると、インフレ目標を達成するために、直接的な効果が期待できるケチャップのような財を購入することは理解できても、
外債なり投資信託を買っていくのは、きわめて回り道な手法であるように思えて仕方がないのである