「ネット・ストーカー」について(2003.10.1) 松原 隆一郎

池田信夫という人がいる。経済産業研究所で、IT関係の仕事をしているらしい。
彼が私的なサイトで私について触れているとゼミ生が言うので、拙著「長期不況論」への「反書評」なる文章を見てみた。
この人は、サイトを御覧いただけばお分かりのように、佐伯氏や西部氏、
そして私も含めて「西部一派」と彼が想定する人々を、異様な敵意と粘着性をもって攻撃している。
それも本を読んでのまとも な批判ではなく、「学生時代から知っているがあのころはこうだった」
という手の、証拠もない与太話や当てこすりばかりである。まったく、「卑しい」としかいいようのない文章の羅列 である。
この人にならって昔話をすれば、私は幾度かこの人を見かけたことがある。

彼は学生時分に西部氏の追っかけのようなことをしていて、かまって
欲しいのか、うるさくがなり立てては西部氏に一喝され 、しゅんとして逃げ出すといったことを幾度か繰り返していた。
しばらく見かけなかったが、インターネットという利器を得て、またぞろ
学生時分の恨みを晴らそうとしているらしい。 追っかけても受け入れられないので妄想にかられつつ
「一派」にまで執拗なストーカー行為を及ぼすわけだ。
まあ、こう した例を見せつけられると、 淋しい人にとって、ネット
社会は憂さ晴らしの天国に違いないと 改めて感じる。それでいてこうした
人物に限って「信頼できる制度」うんぬんと説教するのだから、たまらない。