慶大小熊教授が「ネット右翼」の定義を明確化

調査会社「マクロミル」のモニター会員20〜44歳の人を対象に行われ、998人から有効回答を得た。

「ネット右翼」を以下の3つの条件にあてはまる人だと定義したとこと、全体の1.3%にあたる13人が該当した。

a)「韓国」「中国」いずれに対しても、「あまり」「まったく」親しみを感じないと回答
b)「首相や大臣の靖国神社への公式参拝」「憲法9条1項(戦争放棄)の改正」
「憲法9条2項(軍隊・戦力の不保持)の改正」「小中学校の式典での国旗掲揚・国歌斉唱」
「小中学校での愛国心教育」という5項目すべてに「賛成」「やや賛成」と回答
c) この1年の間に、政治や社会の問題について「自分のホームページに、意見や考えを書きこんだ」
「他の人のブログに、自分の意見や考えをコメントした」「電子掲示板やメーリングリスト等で議論に参加した」という3項目いずれかに、したことが「ある」と回答
???辻氏は「今回の調査サンプルにはインターネットのヘビーユーザが多いという偏りがある」として、一般的なネット利用者の「ネット右翼」の比率は1%を下回るとみている。

なお、上記のb)の条件を「5項目すべて」から「3項目以上」にゆるめると、「ネット右翼」に該当するのは13人から31人に倍増する。