保守は何を保守するかということ、立憲体制のもとで法の下の自由を守るというのが原点だったと思う。
エドマンドバークがトーリー党ではなくホイッグ党で、アメリカの反乱を擁護して、インドの伝統を潰すような支配に対して糾弾し、あるいは国王の暴政を批判しているのがそれを象徴している。
バークがフランス革命を批判したのは抽象的な理想を掲げて、今ある具体的な制度の中で培ってきたものを捨てようとしたからでしょう。
昭和憲法を否定することなしに自由化、民主化の流れを明治憲法からの連続性と捉えてそれを擁護するというのが保守のあり方だと思う。
