テラヘルツ波で内耳蝸牛を観察、難聴など耳の病気の診断に期待
文● 中條将典

 難聴の多くは、耳の奥にある音をつかさどる器官である内耳蝸牛(かぎゅう)の障害が原因とされています。
 内耳蝸牛は頭蓋骨深部にあるため、光計測では骨を透過できず、X線撮影では被ばくのリスクがあり、内部の観察が困難です。
 可視光と電波の中間帯に位置するテラへルツ波は、内部を被ばくさせずに観察できることから、安心安全な技術として注目されています。
 しかし、波長は約300マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルであり、それより小さなマイクロメートルレベルの対象物は観測できませんでした。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

ascii 2025年06月11日 12時00分
https://ascii.jp/elem/000/004/278/4278126/