人々が努力や研鑽を積み重ね、競争が激化すればするほど、組織や国家がより発展して
経済的に豊かになるという考え方自体が間違っているのです

そもそも、努力をした人間全員が結果を出せると、本気でお考えならば、その方は確実に知能ガチャ・
親ガチャを外しておられるでしょう
仮に日本人労働者の平均年収が100万円増加したとしても、平均年収以下の方達は
絶対に存在します
何処かの誰かが、将棋の名人のタイトルを獲得すると、他のプロ棋士の皆様方は絶対に、
このタイトルを手にすることは出来ないのです
国民全員が努力をしたとしても、希望者全員が東京大学に合格したり、東証一部上場企業(東証
プライム市場上場企業)に就職できるはずがないのです

国家戦略に於いて、少数精鋭などという言葉は絶対に通用しません
どれほど才覚に恵まれていようとも、どれほど努力をしようとも、誰も1日を48時間には出来ないのです
人間が不眠不休で労働に勤しむことなど、絶対に不可能なのです
富裕層とはいえ、1日に6回食事をされるわけではないし、外出時に2人分の服を着こむ
はずがないのです
ならばどうすればいいか?
富の再分配を実施して、日本の人口を増やせばいいのです
この国では、お金が無いという理由で、結婚をするとか子供を一人儲けるというスタートラインにすら
立てない方が大勢いらっしゃるのです
行き過ぎた能力主義は、富の偏在を拡大させて、少子高齢化に拍車を掛けてしまうのです