千葉大学 新しい作用機構を有する不斉有機触媒を植物の種子から発見

 千葉大学の研究グループが、園芸品種の一つである蝋梅(ロウバイ)の種子から新しい作用機構を持つ不斉有機分子触媒を発見した。

 有機分子触媒とは、金属元素を含まず、炭素、水素、窒素、酸素などの元素で構成された化合物を指す。
 有機分子触媒を、医農薬の合成などに重要な光学活性分子を合成するための不斉反応に応用する研究が注目されているが、これまで開発されてきた不斉有機分子触媒は、人工的に設計・合成されたものが中心である。

 千葉大学薬学部では、1960年ごろから植物由来天然物を収集し、約500種のライブラリーとして蓄積している。
 今回、天然物のバラエティに富んだ化学構造が新たな触媒機能を生み出すのではないかと考え、天然物ライブラリーから不斉有機触媒を探索した。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

大学ジャーナルオンライン 024年10月10日
https://univ-journal.jp/249085/