男性の尿道球腺(カウパー腺)と相同なのが大前庭腺(バルトリン腺)。
カウパー液と同様、性的興奮時(挿入前から)に海綿体組織(女性の場合は前庭球)の怒張(勃起にあたる)により
膣前庭に分泌されて周囲を潤し、挿入を助ける。

男性の前立腺に相同なのがスキーン腺。いわゆる「Gスポット」の位置にあるとされていて、
通常は挿入による刺激で液体を分泌する。ピストン運動時に出てくる白く濁った液がおおむねこれに当たる。

スキーン腺からの分泌液が「潮吹き」の正体と考えられる事もあったが、
スキーン腺はそもそも非常に小さく、そこまで多くの液体を産生できない(個人差はある)

近年の研究では、「潮吹き」の主体が膀胱からの液であるとするようになってきており、この研究でそれが追試できた。
膀胱からの液というのは、普通は腎臓で作られて膀胱に送られた液体、すなわち尿(あるいはそれに近いもの)と見做すのが適当だろうということ。