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2022/08/20(土) 21:38:04.46ID:CAP_USER1955年10月2日、天然痘ワクチンの接種を受けるフランスモデル協会のメンバーたち。集団ワクチン接種キャンペーンが功を奏し、天然痘は1980年に撲滅された。現在では定期接種されることはなくなったが、サル痘のアウトブレイク(集団感染)で再び需要が高まっている。(PHOTOGRAPH BY FPG, HULTON ARCHIVE/GETTY IMAGES)
バイオテロ対応チームのメンバーだったグレゴリー・ポーランド氏は、天然痘ワクチンを3回接種した経験があるが、そのたびに不快な思いをした記憶がある。
接種では、ワクチンに浸した二又針を腕に15回も刺された。米メイヨー・クリニックのワクチン研究者であるポーランド氏は、この傷が「かゆくてたまらなかった」と振り返る。それだけではない。氏が接種を受けた当時の天然痘ワクチンには、体内で複製可能な生きたウイルスが含まれていたため、接種の傷には1カ月間、感染力があった。氏はその間、周囲の人々と距離を置かなければならず、妻とも別室で寝なければならなかった。
ポーランド氏のように天然痘ワクチンの接種を受けたことがある人は減り続けている。長年にわたって世界中でワクチン接種が推進されたおかげで、天然痘は1980年に根絶された。そのため、現代の若い世代は、天然痘ワクチンが定期接種だった時代を経験していない。
ところが、最近のサル痘の感染拡大で、天然痘ワクチンの需要が再び高まっている。サル痘の危険性は天然痘よりはるかに低いものの、両ウイルスは近縁であり、天然痘ワクチンにはサル痘を予防する効果があるという証拠もいくつか報告されている。
「天然痘ワクチンがあまり接種されないのは、副反応が最も強い部類のワクチンだからです」とポーランド氏は言う。旧来の天然痘ワクチンは、脳炎や心筋炎をはじめとする重大な副反応のリスクがあるので、妊娠中の人や心疾患、免疫不全がある人など約3人に1人は接種を受けることができない。
現在では、ポーランド氏が接種されたものよりも安全な天然痘ワクチンが開発されているが、普及には様々な困難がある。米国では2017年に2000万回分以上が使用期限切れとなったこともあり、供給は不足している。だが専門家によると、たとえ十分な供給量があったとしても、大半の人は接種の必要がない。また、天然痘ワクチンがサル痘に効果を持つ仕組みには多くの謎が残されているという。
※以下省略。記事全文はソース元にて
2022.08.20
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/081900385/?ST=m_news
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