抗生物質に耐性を持つようになった細菌のことを「薬剤耐性菌」と呼びます。
耐性菌が増え続けると人類は多くの病気に対して打つ手がなくなってしまいます。
そのため、米国疾病管理予防センター(CDC)は、世界でもっとも緊急を要する公衆衛生上の危機の1つとして、この薬剤耐性菌をあげているほどです。
なんとかして薬剤耐性菌の増加は食い止めていかなければならないのです。
ところが、米国ディーク大学の研究チームは、人間に近い場所で生活するキツネザルの腸内に、抗生物質耐性菌が存在していることを発見したと報告しています。
これは人間との距離が近ければ近いほど高くなり、ペットのキツネザルは野生の35倍もの割合になるというのです。
研究の詳細は、8月9日付で科学雑誌『Frontiers in Ecology and Evolution』に掲載されています。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
ナゾロジー 2021.08.13
https://nazology.net/archives/94398