火星の南極には、春先になると地球には見られない奇妙な地形が現れます。
それは黒い放射状の亀裂が大量に出現したもので、まるで黒い蜘蛛の群れのように見えることから「アラネイフォーム地形(Araneiform terrain)」と呼ばれています。
こうした地形は、冬に凍結した二酸化炭素が春になって昇華することで形成されるのだろうと推測されていましたが、これは理論上のものに過ぎませんでした。
3月19日にオープンアクセスジャーナル『Scientific Reports』に発表された新しい研究は、実際にドライアイスを使った実験によってこの地形を作り出すことに成功し、「アラネイフォーム地形」形成の原理について、経験的証拠が初めて得られたと報告しています。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
ナゾロジー 2021.03.23
https://nazology.net/archives/85491