米電気自動車メーカー大手のテスラは、新型コロナウイルス用のmRNA(メッセンジャーRNA)ベースのワクチン開発に取り組むドイツのキュアバク社のために、ワクチン製造用のマイクロファクトリー(小規模工場)を建設する。テスラ創始者のイーロン・マスク氏が発表した。

マスク氏は「テスラは、サイドプロジェクトとしてmRNAワクチン製造用のマイクロファクトリーの建設をキュアバク社のために行っている。またこれはもしかすると他社のためにもなる」と自身のツイッターに投稿。しかし同氏は、それ以上の詳細については明らかにしていない。

キュアバクは6月、新型コロナウイルスのmRNAワクチンの第1相臨床試験をドイツとベルギーで実施する許可を取得した。18〜60歳までの168人の被験者が参加する試験は、ワクチンの最適な用量決定し、人体に対する安全性と免疫応答を評価することを目的としている。同社はこのワクチン開発を2020年初頭に開始した。

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