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2日未明に関東上空で目撃された巨大な流れ星(火球)は、直径50センチほどの隕石(いんせき)だった可能性があることが明るさの解析などからわかった。燃え残った破片が地上に落下した可能性もあり、アマチュア天文家でつくる日本流星研究会が軌道の解析を急いでいる。

日本大の阿部新助准教授(宇宙科学)によると、映像から火球は満月ほどの明るさだった。この明るさと、地球に近づく1メートル以上の天体を監視している米ハワイなどの観測網に引っかかっていないことを合わせると、大きさは50センチ前後だったとみられるという。

 米航空宇宙局(NASA)によると、地球全体で、1メートルほどの隕石は3日に1度、50センチ級だと1日に1度のペースで大気圏に突入している。阿部さんは「地球全体ではよくある現象だが、地球の7割は海なので、陸上の、しかも関東のような人口密集地で観測されたのは珍しい」と語った。

 「窓がガタガタ揺れた」「雷のような音がした」といった証言がSNSに相次いでいることから、隕石は上空で破裂し、空気に圧力がかかる衝撃波が発生したとみられる。速度や角度によっては、上空でバラバラになった破片が地上に落下した可能性がある。

 国内で隕石が見つかったのは、1996年に茨城県つくば市上空で観測された「つくば隕石」や、2018年に愛知県小牧市で落下した隕石などの例があり、いずれも数百グラムの破片が回収された。今回も屋根の上などに落ちている可能性があるといい、日本流星研究会は、各地の観測データから軌道の特定を進めている。阿部さんは「軌道が分かれば、上空で燃え尽きたか、それとも落下した可能性があるかが分かりそうだ」と語った。



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